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Magewell Pro Capture HDMI 4K Plus LTが届いた

Magewell Pro Capture HDMI 4K Plus LTが届いた。さすがに値が張ると感じたけど、レトロ/クラシックゲーミング用途で使う場合、モニタやコンバーターの成長速度を鑑みて少なくともあと10年はこれ以上のスペックが必要になることはないだろうと奮発した。安価なキャプチャカードガチャしてどこか不満を持ちながら使い続けるより精神衛生上いいんじゃないかなと。

Magewell Pro Capture HDMI 4K Plus LT

写真のとおり、拡張ボードタイプでPCIe 2.0、入力はHDMI 2.0 1つでPass-thruもついている。詳細な仕様は公式を参照ということでここには書かないがRGB 32bit/YCbCr 4:4:4対応、UHD 120fps以上対応というあたりが自分的には重視したところである。

物理的にインストールしてから、ドライバをセットアップしただけでアマレコTVからは認識されていた。ファームウェアは既に2021年6月20日時点の最新版である1.34だったので、初期セットアップ手順はすごく少なかった。ただし、キャプチャソフトは後述するように、アマレコTVは常用していないので注意して欲しい。

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RetroTINK-5X Proリリース

レトロ・クラシックゲーミングに向いている低遅延なアップスキャンコンバーター “RetroTINK-5X Pro” が2021年5月1日(PST)にリリースされたのが5月12日(JST)に届いていて、この半月はこれを試すことに注力していた。

どんな製品であるかなどの情報は本サイトの “RetroTINK-5Xについて” にまとめてあるし、今後もそのページをメインにして更新していくつもりではあるが、ちょっとした補足事項の類いやメモ類はこちらに残していく。

どんな製品なのかは上記ページを読んで欲しい、だけだとあれなので、届いた日の自分のマイニューギアTweetをリンクするとこんな感じ。

というか、届いてから以下のような簡単なテストをスレッドにぶらさげているので参考になると思う。
・MD版240p Test Suite(Ver.1.22)を使った1080p(Fill), 1080p(Over), 1080p(Under)の比較
→ MDは1080p(Fill), 1080p(Over)なら完全なアスペクト比になった。1080p(Under)はわずかだが横長になった

・MD版240p Test Suiteを使ったFrame Lockモードでの解像度切り替えテスト(動画)
→完全に信号が乱れないわけではないが、XRGB-mini FRAMEMEISTERやOSSC Ver.1.6よりはっきり強かった

2019年にXRGB-mini FRAMEMEISTERの生産が終了する前の時点でOSSC Ver.1.6RetroTINK-2Xのようなコンバータ単体のラグは1msを切る超低遅延コンバーターが出ており自分も愛用してきたのだが、いずれも特化型でバランスが悪い面もあった。RT2Xは超低遅延かつシンプルで使いやすいが、480p出力であるためPCモニタならともかく4KTVだと絵的にイケてなかったしアスペクト比の問題に単体で対処できなかった。OSSCははまれば超低ラグかつプログレッシブは抜群に綺麗だが、そこまでもっていくのに映像方式の基礎知識や問題がおきたときの解決力というか機器を買い足すガッツが必要だった。だが、今回のRT5X Proは使いやすさの点が優秀かつ、とてもバランスがとれていて、やっと一般の人にも勧められるものが出たって感じに受け止めている。”フレームマイスターの代用品”ではなく、 “FHD世代のコンバーターの新たなスタンダード” と言われているだけのことはある完成度だと自分は評価しており、今後どんどん活用していきたい。

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Sync Stripper付SCART to BNCケーブルが届いた

eBayで注文していたSync Stripper付のSCART to BNC変換ケーブルが届いた。ポーランドからは初めてなのだが、見慣れぬ切手にちょっと興奮した。

Sync Stripper付のSCART to BNC変換ケーブル

で、購入した目的は以下Tweetで上げている基板に対処できないか、ということだったのだが、CSYNC Stripperオンでもオフでも残念ながら今まで使っていたRGCのSCART to BNCケーブルと同様の同期の乱れ方をした。シグマAV7000の映像端子からも、JAMMA Extractor経由でも同様だった。まぁこういうこともある、残念。

念のため書いておくと、手持ちの家庭用ゲーム機なら同期は問題なく合う。これは今まで使っていたRGCのSCART to BNCケーブルでも同様である。つまり買ったメリットがないということになるが、BNCコネクタ直前の色付きケーブルの部分ががっちりしているので安心感は高い気がする(いいとこ探し)。

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Axunworks JAMMA Extractorリリース

1月に予約していたAxunworks JAMMA Extractorが届いたので、First impressionを。

まず、JAMMA Extractorとは何かというと、JAMMA端子から映像、音声、コントロールを抽出するハードということになる。

もう少し具体的に書くと、コントロールボックスや筐体にアーケード基板を繋げる際にJAMMA Extractorを介すことで、そこから映像や音声を分配することができる、というのが一番大きな機能だろう。またNEOGEO 15ピン配列のジョイスティックを繋げることもできるが、単体でコントロールボックスとして使うことはできない。

下記写真の右下がJAMMA Extractor本体で、あとはオプションのケーブルである。右上はごっついSCART M-Mケーブルで、左下はPVM/BVM用のBNCケーブルである。

Axunworks JAMMA Extractor + SCART M-Mケーブル + PVM/BVM用BNCケーブル + RCAオーディオケーブル
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プレイステーション2でのコンポーネント/RGB接続比較

プレイステーション2(以降プレステ2)用の高品質コンポーネントケーブル “HD Retrovision PlayStation 2 / 3 YPbPr Component Cable” が届いたので、今まで使っていたケーブルと簡単に比較したのをメモしておく。

左からコロンバスサークルD端子ケーブル、HD Retrovision Component Cable、3Aカンパニー RGB21ピンケーブル

なお、買ったのは CastleMania Games でPayPalアカウントを持っていれば数クリックで購入できる。Triadのメガドライブ用高品質ACアダプターを押さえておきたくなったので、そのついでで。

Black Fridayのセールに乗っかってRetro Gaming Cablesからプレステ2用のSCARTケーブルを調達中なので、届いたらこの記事に追記するかもしれないが、まずは試したところまでで上げておく。Sony純正のアナログRGB21ピンケーブルは地元から引っ越してくるときのどたばたで失ったし、いまさら買い直す気も起きないのでパスする。

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8BitDo Arcade Stick for Switch & Windows リリース

イカすパッドを出し続けている8BitDoのアケコン「8BitDo Arcade Stick for Switch & Windows」がアメリカから届いた。Switchへの直接Bluetoothでも、子機使った2.4gでも有線でも繋げられる。

いままでNintendo SwitchでのアケコンはHORIのRAPを使っていたのだが、SEGA AGES版ファンタジーゾーンを遊ぶときにボムがニュートラルになることが多くて、その原因がどこにあるのかをはっきりさせたくて発売前から予約していたのが届いたのだ。

RAPは格闘ゲーム用に特化し過ぎていて、対戦中に暴発しないようにとホームボタンも含めてあれこれボタンが全部右横の見えないところにアサインされていて、STGメインの自分には非常に使いにくいスティックだと思っていたのもある。

とりあえずRAPとΣ9000TBとの大きさ比較を。RAPと比べると横幅は約13cm、縦幅は約2cm小さく、高さは約5mm低かった。RAPの高さが苦手なのかもと思っていたので、あまり低くならなかったのは見込み違い。

8Bitdo Arcade Stick for Switch & Windows 大きさ比較

レバー換装するつもりでセイミツLS-40-01を事前準備していたが、まずは純正レバー・ボタンの具合をファンタジーゾーンで軽くテスト。レバーは柔らかめでややふにゃふにゃした印象も受けたが、メガドラ、サターン時代のHORIのスティックあたりと比べれば上等で、ファンタジーゾーン1周目を遊ぶには十分だと思った。ボタンも引っかかる感じもなく、重心も低く安定感もあり、九割方のユーザーはこのまま使って満足できるんじゃないかななどと感じた。

ただ、ボムがニュートラルになってしまう現象は減りはしたけど、ちょこちょこと出た。RAPの手前の斜めになっている部分がやや苦手だったのに対し、こちらのアケコンはそこに手を置けるのが遊びやすく、そのぶんニュートラルボム率が減ったのだと思う。こうなると遅延の問題で操作が正しくできていないか、ソフト側の問題ってことを考えないといけなくなる。とりあえずアケコンの話から外れるので、これはここまでとしておく。

アケコン左上は以下のようになっており、一番左のロータリースイッチを “S” にするとNintendo Switch、”X” にするとX-Input(Windowsなど)用に切り替わる。無線機能をオフにする意味で、ゲームしないときはOFFがいいだろう。左から2番目のロータリースイッチはレバーをどのスティックにアサインするかで、通常は”DP”(方向キー) にしっぱなしでいいだろう。緑のボタンはペアリング、黄色(☆)は連射、水色はホームボタンである。このあたりの詳細はマニュアルを見て欲しい。

有線とBluetoothの2種類試しているが、有線で使うためには、事前にNintendo Switchの本体設定で、Proコントローラーの有線通信をOnにしておく必要があるので注意したい。

設定 > コントローラーとセンサー > Proコントローラーの有線通信

次ページ以降ではレバー・ボタンの換装について書いていく。

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Mega Sg Cartridge Adapter Setについて

MEGA Sgのオプション「Mega Sg Cartridge Adapter Set」の再販がされたので8月7日に注文し、8月13日に届いたのでメモを残しておく。

Mega Sg Cartridge Adapter SetをMEGA Sgと

2月に発売されたときは、発売日の朝には既に売切れていて、そこから半年待ったわけだが、以下のようにかなりいい感じ。

まずはゲームギア。

MEGA Sgでゲームギア
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ラグテスターを使用してのディスプレイ表示遅延検証

VideoGamePerfection から Time Sleuth Display Lag Tester を購入したので、この週末は手持ち機器で色々テストしていた。いずれ本サイトにまとめるつもりだが、草稿をここに書いておく

なお、Time Sleuth Display Lag Tester はFirmwareの更新をすることで240p出力もできるので、USB Blaster Programmerの互換品を購入して2020年7月11日~7月12日に結果を更新している。

テストは下記画像のように、テスターからHDMI出力された映像(白枠点滅)をモニタ/TV上から直接テスターの受信部分で読み取って、Excelブックにメモしておくというやり方でおこなっている。白枠はTop/ Middle /Bottomの三か所に表示されるが、自分はすべてMiddleのみを記録して比較した。

テストの仕方
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Mega EverDrive PROについてのメモ

ウクライナのKriKzzによる新作Flash Cartである”Mega EverDrive PRO”についてのメモを残しておく。これは、いずれ本サイトの”メガドライブ/GENESIS/MEGA DRIVE用Flash Cartについて“に清書するまでの繋ぎの文書である。

とりあえず日本時間で2020年4月7日時点での本家のTweetから、そんなに遠くない日に出る予定であることがうかがい知れる。

このTweetにぶらさがった質疑応答からわかることをメモしておく。

  • 価格は199 USD(送料はたぶん別)
  • (MegaSDと同様に)メガCD/SEGA CD/MEGA CD実機なしでのCDソフトのプレイが可能
  • 上記仮想CDドライブ機能を使うには、メガCD/SEGA CD/MEGA CDのBIOSが必要
  • バーチャレーシングに対応
  • 32X用ソフトも32X実機を使うことで対応
  • ステートセーブのスロットは100
  • CDソフトのステートセーブについては少なくとも初期リリース時のOSでは考えていない
  • SMS/GGソフトのステートセーブについて計画はあるが、技術的に可能かどうかを確認できていない

ワンダーメガ、CDX、MULTI-MEGAなどのCDドライブ一体機で仮想CDドライブ機能が使えるかだが、CDXでとりあえず問題なく動作はしたが、同条件であまりテストしていないので保証項目としては挙げないとのこと。これについては本体にダメージがいくのではとTerraonionから突っ込みが入っているので、現時点ではなんともいえない。

サポートするCDイメージのフォーマットなどまだ不明点はあるが、MegaSDとはまた別の活用の仕方ができそうで発売が待ち遠しい。

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GENESIS NOMADでのLCDDRVとRGBDRV比較

家電のHRDさん( @zan2zanjp )にお声がけいただいて、GENESIS NOMADにRGBDRVを組み込んでもらったので、せっかくなのでLCDDRVのときに取った写真とで比較してみる。NOMADの改造サービスについての詳細は本サイトの方を参照して欲しい

Twitterに上げた写真より数は少ないが、こちらはPNGで上げているので画質の劣化はない。同じゲームをLCDDRV、RGBDRVの順にペアにして写真を張っていく。


まずはダイナマイトヘッディ。

LCDDRV NOMADでダイナマイトヘッディ
RGBDRV NOMADでダイナマイトヘッディ

次はモンスターワールドIV。LCDDRVのときは日光が映り込んでいるのであまりいい比較ではないが一応参考にってことで。

LCDDRV NOMADでモンスターワールドIV
RGBDRV NOMADでモンスターワールド4

次はスーパーファンタジーゾーン。

LCDDRV NOMADでスーパーファンタジーゾーン
RGBDRV NOMADでスーパーファンタジーゾーン

次はサンダーフォースIV。

LCDDRV NOMADでサンダーフォースIV
RGBDRV NOMADでサンダーフォースIV

家電のケンちゃんの改造は、LCDDRV/RGBDRVおよびTFT液晶の換装だけでなく、本来マスターシステム対応していないNOMADでセガ・マークIII/マスターシステム用ソフトを遊べるようにする追加配線もしてくれるので、そちらでの比較も。ついでにGGLCDとも比較している。

LCDDRV NOMADでSEGA Master System版Rastan
RGBDRV NOMADでSEGA Master System版Rastan

もともとLCDDRVでも十分に綺麗だったのだが、RGBDRVにてさらに鮮明になった。また、RGBDRVでは下記のようにレバースイッチにより画面幅や表示位置、輝度などの画面設定を調整・保存できるようになっているのも嬉しい。

余談だが、ケンちゃんのサービスはNOMADでのMegaSD対応もセットでしてくれるのもよい。