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Axunworks JAMMA Extractorリリース

1月に予約していたAxunworks JAMMA Extractorが届いたので、First impressionを。

まず、JAMMA Extractorとは何かというと、JAMMA端子から映像、音声、コントロールを抽出するハードということになる。

もう少し具体的に書くと、コントロールボックスや筐体にアーケード基板を繋げる際にJAMMA Extractorを介すことで、そこから映像や音声を分配することができる、というのが一番大きな機能だろう。またNEOGEO 15ピン配列のジョイスティックを繋げることもできるが、単体でコントロールボックスとして使うことはできない。

下記写真の右下がJAMMA Extractor本体で、あとはオプションのケーブルである。右上はごっついSCART M-Mケーブルで、左下はPVM/BVM用のBNCケーブルである。

Axunworks JAMMA Extractor + SCART M-Mケーブル + PVM/BVM用BNCケーブル + RCAオーディオケーブル
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プレイステーション2でのコンポーネント/RGB接続比較

プレイステーション2(以降プレステ2)用の高品質コンポーネントケーブル “HD Retrovision PlayStation 2 / 3 YPbPr Component Cable” が届いたので、今まで使っていたケーブルと簡単に比較したのをメモしておく。

左からコロンバスサークルD端子ケーブル、HD Retrovision Component Cable、3Aカンパニー RGB21ピンケーブル

なお、買ったのは CastleMania Games でPayPalアカウントを持っていれば数クリックで購入できる。Triadのメガドライブ用高品質ACアダプターを押さえておきたくなったので、そのついでで。

Black Fridayのセールに乗っかってRetro Gaming Cablesからプレステ2用のSCARTケーブルを調達中なので、届いたらこの記事に追記するかもしれないが、まずは試したところまでで上げておく。Sony純正のアナログRGB21ピンケーブルは地元から引っ越してくるときのどたばたで失ったし、いまさら買い直す気も起きないのでパスする。

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8Bitdo Arcade Stick for Switch & Windows リリース

イカすパッドを出し続けている8BitDoのアケコン「8Bitdo Arcade Stick for Switch & Windows」がアメリカから届いた。Switchへの直接Bluetoothでも、子機使った2.4gでも有線でも繋げられる。

いままでNintendo SwitchでのアケコンはHORIのRAPを使っていたのだが、SEGA AGES版ファンタジーゾーンを遊ぶときにボムがニュートラルになることが多くて、その原因がどこにあるのかをはっきりさせたくて発売前から予約していたのが届いたのだ。

RAPは格闘ゲーム用に特化し過ぎていて、対戦中に暴発しないようにとホームボタンも含めてあれこれボタンが全部右横の見えないところにアサインされていて、STGメインの自分には非常に使いにくいスティックだと思っていたのもある。

とりあえずRAPとΣ9000TBとの大きさ比較を。RAPと比べると横幅は約13cm、縦幅は約2cm小さく、高さは約5mm低かった。RAPの高さが苦手なのかもと思っていたので、あまり低くならなかったのは見込み違い。

8Bitdo Arcade Stick for Switch & Windows 大きさ比較

レバー換装するつもりでセイミツLS-40-01を事前準備していたが、まずは純正レバー・ボタンの具合をファンタジーゾーンで軽くテスト。レバーは柔らかめでややふにゃふにゃした印象も受けたが、メガドラ、サターン時代のHORIのスティックあたりと比べれば上等で、ファンタジーゾーン1周目を遊ぶには十分だと思った。ボタンも引っかかる感じもなく、重心も低く安定感もあり、九割方のユーザーはこのまま使って満足できるんじゃないかななどと感じた。

ただ、ボムがニュートラルになってしまう現象は減りはしたけど、ちょこちょこと出た。RAPの手前の斜めになっている部分がやや苦手だったのに対し、こちらのアケコンはそこに手を置けるのが遊びやすく、そのぶんニュートラルボム率が減ったのだと思う。こうなると遅延の問題で操作が正しくできていないか、ソフト側の問題ってことを考えないといけなくなる。とりあえずアケコンの話から外れるので、これはここまでとしておく。

アケコン左上は以下のようになっており、一番左のロータリースイッチを “S” にするとNintendo Switch、”X” にするとX-Input(Windowsなど)用に切り替わる。無線機能をオフにする意味で、ゲームしないときはOFFがいいだろう。左から2番目のロータリースイッチはレバーをどのスティックにアサインするかで、通常は”DP”(方向キー) にしっぱなしでいいだろう。緑のボタンはペアリング、黄色(☆)は連射、水色はホームボタンである。このあたりの詳細はマニュアルを見て欲しい。

有線とBluetoothの2種類試しているが、有線で使うためには、事前にNintendo Switchの本体設定で、Proコントローラーの有線通信をOnにしておく必要があるので注意したい。

設定 > コントローラーとセンサー > Proコントローラーの有線通信

次ページ以降ではレバー・ボタンの換装について書いていく。

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Mega Sg Cartridge Adapter Setについて

MEGA Sgのオプション「Mega Sg Cartridge Adapter Set」の再販がされたので8月7日に注文し、8月13日に届いたのでメモを残しておく。

Mega Sg Cartridge Adapter SetをMEGA Sgと

2月に発売されたときは、発売日の朝には既に売切れていて、そこから半年待ったわけだが、以下のようにかなりいい感じ。

まずはゲームギア。

MEGA Sgでゲームギア
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ラグテスターを使用してのディスプレイ表示遅延検証

VideoGamePerfection から Time Sleuth Display Lag Tester を購入したので、この週末は手持ち機器で色々テストしていた。いずれ本サイトにまとめるつもりだが、草稿をここに書いておく

なお、Time Sleuth Display Lag Tester はFirmwareの更新をすることで240p出力もできるので、USB Blaster Programmerの互換品を購入して2020年7月11日~7月12日に結果を更新している。

テストは下記画像のように、テスターからHDMI出力された映像(白枠点滅)をモニタ/TV上から直接テスターの受信部分で読み取って、Excelブックにメモしておくというやり方でおこなっている。白枠はTop/ Middle /Bottomの三か所に表示されるが、自分はすべてMiddleのみを記録して比較した。

テストの仕方
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Mega EverDrive PROについてのメモ

ウクライナのKriKzzによる新作Flash Cartである”Mega EverDrive PRO”についてのメモを残しておく。これは、いずれ本サイトの”メガドライブ/GENESIS/MEGA DRIVE用Flash Cartについて“に清書するまでの繋ぎの文書である。

とりあえず日本時間で2020年4月7日時点での本家のTweetから、そんなに遠くない日に出る予定であることがうかがい知れる。

このTweetにぶらさがった質疑応答からわかることをメモしておく。

  • 価格は199 USD(送料はたぶん別)
  • (MegaSDと同様に)メガCD/SEGA CD/MEGA CD実機なしでのCDソフトのプレイが可能
  • 上記仮想CDドライブ機能を使うには、メガCD/SEGA CD/MEGA CDのBIOSが必要
  • バーチャレーシングに対応
  • 32X用ソフトも32X実機を使うことで対応
  • ステートセーブのスロットは100
  • CDソフトのステートセーブについては少なくとも初期リリース時のOSでは考えていない
  • SMS/GGソフトのステートセーブについて計画はあるが、技術的に可能かどうかを確認できていない

ワンダーメガ、CDX、MULTI-MEGAなどのCDドライブ一体機で仮想CDドライブ機能が使えるかだが、CDXでとりあえず問題なく動作はしたが、同条件であまりテストしていないので保証項目としては挙げないとのこと。これについては本体にダメージがいくのではとTerraonionから突っ込みが入っているので、現時点ではなんともいえない。

サポートするCDイメージのフォーマットなどまだ不明点はあるが、MegaSDとはまた別の活用の仕方ができそうで発売が待ち遠しい。

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GENESIS NOMADでのLCDDRVとRGBDRV比較

家電のHRDさん( @zan2zanjp )にお声がけいただいて、GENESIS NOMADにRGBDRVを組み込んでもらったので、せっかくなのでLCDDRVのときに取った写真とで比較してみる。NOMADの改造サービスについての詳細は本サイトの方を参照して欲しい

Twitterに上げた写真より数は少ないが、こちらはPNGで上げているので画質の劣化はない。同じゲームをLCDDRV、RGBDRVの順にペアにして写真を張っていく。


まずはダイナマイトヘッディ。

LCDDRV NOMADでダイナマイトヘッディ
RGBDRV NOMADでダイナマイトヘッディ

次はモンスターワールドIV。LCDDRVのときは日光が映り込んでいるのであまりいい比較ではないが一応参考にってことで。

LCDDRV NOMADでモンスターワールドIV
RGBDRV NOMADでモンスターワールド4

次はスーパーファンタジーゾーン。

LCDDRV NOMADでスーパーファンタジーゾーン
RGBDRV NOMADでスーパーファンタジーゾーン

次はサンダーフォースIV。

LCDDRV NOMADでサンダーフォースIV
RGBDRV NOMADでサンダーフォースIV

家電のケンちゃんの改造は、LCDDRV/RGBDRVおよびTFT液晶の換装だけでなく、本来マスターシステム対応していないNOMADでセガ・マークIII/マスターシステム用ソフトを遊べるようにする追加配線もしてくれるので、そちらでの比較も。ついでにGGLCDとも比較している。

LCDDRV NOMADでSEGA Master System版Rastan
RGBDRV NOMADでSEGA Master System版Rastan

もともとLCDDRVでも十分に綺麗だったのだが、RGBDRVにてさらに鮮明になった。また、RGBDRVでは下記のようにレバースイッチにより画面幅や表示位置、輝度などの画面設定を調整・保存できるようになっているのも嬉しい。

余談だが、ケンちゃんのサービスはNOMADでのMegaSD対応もセットでしてくれるのもよい。

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Analogue DACの備忘録

MEGA Sgなどを出しているAnalogue社から”Analogue DAC“なるDigital Analog Converterが発売されたので備忘しておく。

まず、この製品で何ができるかだが、大きくわけて以下の二つである。

  • MEGA SgおよびAnalogue社の他のハードをブラウン管モニタに接続する
  • MEGA Sgでスーパー32X(GENESIS 32X/MEGA DRIVE 32X)を使用する

標準でついてくるのは下記写真のとおり。付属のUSBケーブルはMEGA Sgへの電源供給用で、これによりMEGA SgとDACとで1つのACアダプタで済むようになる。

Analogue DAC標準品一式

上記のように標準付属品の中に32X用のケーブルは含まれていないので、別途用意する必要がある。こちらはRetro Accessにて購入できるし、配線は公開されているので他の手立てでもよいだろう。

実際にブラウン管モニタに繋いだ様子は以下の通り。下記モニタはSD/HD両対応なのだが、DACからは15kHz固定で出力されている模様。

DACを繋ぐとMEGA SgのSettingsの項目が少し変わって、出力設定やリージョン周りが弱くなるので注意する必要がある。

具体的にはDAC使うとHardware > Auto Region Detectionがデフォルトオンなのだが、そのままだと本体GENESIS扱いされてしまうので、自分的にはオフがいいかなと。DACなしのときにできたデフォルトリージョン設定が見つからないし。

あと、SG-1000/SC-3000時代のゲームを遊ぶ場合、Original TMS9918A Paletteの設定もし直す必要があった。

MEGA SG + Analogue DACでの全機種用ソフト

あと、Power Strike IIを50Hzのテンポで遊ぶのできなくなってるような。と、HDMIモニタ/TVに接続しているときと比べて出来ないことがちょこちょこあるけど、やっぱりCRTでの快適さはよい。REGZAやI・O DATAの液晶モニタがいくら低遅延で液晶としてはゲーム向きだといっても差ははっきりと感じる。

すでに記事にしているように、今月のサンダーフォースIII(JP, Mania)の定期プレイはノーミスクリアできているようにプレイ感は非常に良い。

なお、参考までにMEGA Sgをブラウン管モニタに繋ぐ方法はAnaloge DACを使うだけではなく、色々な方法があることは付記しておく。MEGA Sgを常時こう接続しているわけではないが、HDMI to HD-SDIコンバータを使ってのCRT接続も快適に遊べることは確認している。

MEGA Sg → HDMI to HD-SDIコンバータ → ブラウン管モニタの場合

そして、HDMI to HD-SDIコンバータではブラウン管接続できていたメガドラミニをAnalogue DAC経由で接続してみたが、残念ながら映らなかった。試していないが、他の非Analogueハードも同様だと推測される。


2020-03-10追記

Retro AccessからAnalogue DAC to 32Xケーブルが届いたので付記する。

接続は以下のように、DACからの映像と音声を合成した上で32XのIn端子に接続し、スーパー32XのOut端子からアナログRGB 21ピンケーブルなりを使う接続する。いまどきのHDMIなモニタ・テレビに接続したい場合は本サイトを参照すればよい。

MEGA Sg + Analogue DAC + スーパー32X

なお、手持ちの32Xソフトをすべて試してみたが、 SPIDER-MAN WEB OF FIRE以外はすべて問題なく動作した(2021年2月にリリースされた MEGA Sg Firmware Ver.4.8でWeb of Fireも対応しました)。といっても序盤面を遊んだだけなので、そこは留意して欲しい。クリア直前に不具合が起きたとか言われても困るので、あとは自分自身で試してみてくれってことで。

なお、上記は実カセットで動作させた場合の話である。全部を試したわけではないが、MegaSDからだと32Xソフトの起動は不安定だった。また、MegaSDのメガCD/SEGA CDソフトが起動できなくなるので、32X CD版Night TrapをMEGA Sgで遊ぶことは残念ながらできなかった。

Mega EverDriveからの32Xソフトは安定して動いた。


2020-08-13追記

Mega Sg Cartridge Adapter Setが届いたので、ゲームギアソフトをMEGA Sg + Analogue DACで14インチのCRTに繋いでみたが、非常にいい感じだった。個人的にギアのゲームは大画面よりこのくらいの方がいいと思う。

MEGA Sg + GG Adapter + Analogue DACでのゲームギアソフトプレイ

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MegaSDの備忘録

すでに本サイトに記事にしているが、スペインTerraonion社によるメガCD/SEGA CD/MEGA CD(欧州)のハードウェアエミュレーション機能つきのFlash Cart 「MegaSD」が届いて2週間経ったのでこちらにも記事にしておく。

外観はこんな感じ。バーチャレーシングのカートリッジとほぼ同じサイズ・形状である。

MEGA Sg + MegaSD

ちょっと見づらいかもしれないが、実際上記だけでメガCDのソフトが遊べるのは、なかなか感動的である。

(メガドライブ or MEGA Sg) + MegaSDだけでメガCDソフトが遊べるの図
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MEGA Sgの備忘録

海外Analogue社によるメガドライブ/GENESISの互換機「MEGA Sg」が発売されて約1か月たった。事前予約していたので発売日である2019年3月25日に受け取り、活用していたが、なんとなくでここの記事にしてなかったので書いておく。

赤枠内がMEGA Sg本体および付属品

MEGA SgはFPGAによりハードを再現しているのが特長である。これにより、2019年3月時点で販売されているソフトウェアエミュレータによる互換機よりも遅延の少ないのがメリット。ゲーム、音の再現度も高く、HDMI接続でいまどきのTV/モニタに繋げるなら、実機以外ならこれで決まりと言っていいレベルの出来。なお、メガCDソフトはメガCD実機に接続することで遊べるし、スーパー32Xにも後日発売された Analogue DAC を利用することで追加対応した(別途32X実機が必要)。

付属のSMSコンバータを使用すれば、海外 SMS(SEGA Master System) 用ソフトを遊ぶこともできる。リージョンをEUにすれば50Hzのテンポになるし、ハードウェア設定から解像度・周波数を変更すれば、本当の50Hzにすることもできる。

付属のSMSコンバータ

国内用セガ・マークIII/マスターシステムおよびSG-1000/SC-3000用ソフトについては、 ギアコンバーターなりを使えばよい(※)。 全機種用ソフトは、セガ・マークIII/マスターシステム実機だとカラーパレットの問題が起きるが、MEGA Sgでは対応されている(注1)。また、FMサウンド・ユニット対応ソフトの場合、MEGA Sgの設定によりFM音源でならすことも、PSGで鳴らすこともできる。

※ その後Analogueから「Mega Sg Cartridge Adapter Set」が発売されており、そちらの方がスタイリッシュかつ、ゲームギアにも対応しているのでよい


2019-07-01追記
注1.firmware Ver.4.5からデフォルト設定ではカラーパレットがセガ・マークIIIで全機種用ソフトを動かしたときのものに変わってしまった。ただ、以下オプション設定にて変更できる。この設定はSG/SC用ソフトを起動している状態でないとできないので注意する。

Settings > Video > Advanced mode > Extra features
Original TMS9918A Palette のチェックをオン


ゲームギアについては2019年4月23日現在の最新ファームウェア Ver.4.4では対応していなかったが、2019年11月にリリースされたVer.4.7では対応している。

とりあえず今月のサンダーフォースIIIサンダーフォースIVの定期プレイはMEGA Sgのお試しプレイを兼ねることとなった。動画サイトにも上げているので、気になる人は。