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Analogue Pocket Adapter Set released

3月7日に Analogue Pocket用の周辺機器 “Pocket Adapter Set” が届いたのでメモを残しておく。

Pocket Adapter Set (ゲームギアミクロはものさし)

Pocket Adapter SetはAnalogue PocketでAtari Lynx、ネオジオポケット(カラー)、PCエンジン(SG)/TurboGrafx-16 HuCardの実カートリッジ・カード遊べるようになるアタッチメントである。

2019年10月17日のAnalogue Pocket発表時に一緒にアナウンスされている(※)ので約4年半待ったことになるが、その昔あこがれていたAtari Lynxのソフトが遊べるようになるのは嬉しいなと。

※ 当初は3つセットではなく個別販売の予定だった

自分は発表された即日eBayでLynxソフトを注文していたので下記写真のソフトも4年半越しの動作確認となった。

Atari Lynx Adapter装着

20世紀末に秋葉原メッセサンオー カオス舘でソフトだけでも買っておこうかと何度も迷ったLynx版ガントレットを遊べたのに感慨があった。”コインいっこいれる” で有名なS.T.U.N.Runnerもアーケードでやったことがなかったのでなんとも言えない気持ちになった。Lynx Adapter買ってよかった……。

Lynx Adapter装着時のPocketを裏から見るとこんな感じ。

Atari Lynx Adapter装着(裏)

そんなわけであれこれLynxソフトを楽しめた。Robotron 2084だけ起動しなかった(※)がまぁしょうがない。1ドル105円前後の頃だったからダメージも小さい。

※ アルコール+ピカールケアでのクリーニングを3回してもダメだったので投了

PCエンジンはこんな感じ。PCエンジンはいままでもopenFPGAで遊べていたが、Pocket標準Coreだとステートセーブ・ロードができるメリットがある。

TurboGrafx-16, PC Engine & SuperGrafx Adapter装着

こちらも裏からも。

TurboGrafx-16, PC Engine & SuperGrafx Adapter装着(裏)

ネオジオポケットはここまで4年半の間、1本くらい何か準備しておこうと思っていたにも関わらず遊びたいと思うソフトが許容範囲内の価格で見つからなかったので試していない。当時も未プレイだし、このまま使うことはないかもしれない。

とりあえずAtari LynxもPCエンジンも Pocket標準コアだとステートセーブ・ロードできるのはいいねと。

というか実機での普及台数的にどうしてもゲームボーイ系の互換機として認識している人が多いように見受けられるAnalogue Pocketだけど、いままでまともな携帯できる互換機のなかったゲームギアやAtari Lynx、ネオジオポケットの互換機として非常に高いレベルでまとまっているので、Analogue PocketユーザーはGG AdapterとPocket Adapter Setはぜひ用意して活用して欲しいってことでこの記事は終わりにする。


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Analogue Pocket Firmware v2.2 released

Analogue Pocket の Firmware v2.2 が2024年3月2日(JST)にリリースされている。今回もDockの更新も入っていたので合わせて更新しておいた。

とりあえず既に出荷されて到着待ちの状態である Analogue Pocket Adapter Set を使うのにこのUpdateは必須なので迷わず適用するのが吉かと。

詳細な更新内容は公式のPocket の Release Notes を参照して欲しい。


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RetroTINK-4K Firmware v1.2.1 released

2024年2月3日にRetroTINK-4K Firmware v1.2.1 (正式版) がリリースされたのでさっそく試してみた。といっても1月28日にExperimental Firmwareとしてリリースされていたv1.2.1そのままだったので、自分はプロファイルを更新しただけだったりする。

というかWobbling Pixelsさん提供のプロファイルは増減があるため、フォルダ名に “Wobbling Pixels” が入っているフォルダを消してから入れ直すのが推奨されていているのだが、数が多いため SD Cardリポジトリから 最新プロファイルが格納されているv1.2.1のSD Card Imageを使った方が間違いないと思った。

Firmwareのchangelogに書いてあるように、v1.2.1からサターン auto-sampling がサポートされるようになったため、Wobbling Pixelsさんのプロファイルも320と352の区別がなくなっているのに注意したい。

基本は “Saturn DAR Main” を選べばよいということだけ覚えればいいと思う。”Saturn DAR Secondary” はバーチャファイター(1)やダイナマイト刑事などの一部タイトル用。Tertiaryは640xの解像度用。いずれもマッチしないときはプロファイルを使わずにPHAボタンでのAuto Calibrateのみにすればよいだろう。

このあたりの詳細は RetroTINK 4K – Update: NEW Sega Saturn NTSC & PAL Profiles を見ればよい。


以前はSaturn 320を使用していたハイパーデュエルがSaturn DAR Mainでauto-sampling。

以前はSaturn 352を使用していたサンダーフォースVもSaturn DAR Mainでauto-sampling。


[関連文書]

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RECO PCB V5.0 の備忘録

HASを販売している RGB’s Lab! が RECO PCB V5.0 という連射基板を発売したので、さっそく導入してみた。

以前購入したRECO PCB V4.1と並べるとこんな感じ。

左の青枠内がRECO PCB V5.0、右はRECO PCB V4.1 + JAMMAハーネス

V5.0になって以下のようにOLED画面がついたので使いやすくなった。

ただ、機能的にはV4.1と基本同じで、任意のボタンに秒間で30連射, 20連射, 15連射, 12連射, 10連射, 7.5連射が設定できる他、ボタンアサインを任意に変更することもできるってのがメイン。今回も虫姫さまでのC押しA連などで使える。

できることは基本V4.1と同じなのであとはRECO PCB V4.1の方の記事を読んで欲しい。設定手順がOLED画面を見ながらRECO PCB V5.0上についているボタンで操作すればよくなったってだけの違い。それでわからなかったらマニュアルを読めばよい。


[関連サイト]

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Analogue Pocket Firmware v2.1 released

Analogue Pocket の Firmware v2.1 が2024年1月18日(JST)にリリースされている。今回もDockの更新も入っていたので合わせて更新しておいた。

更新内容は公式のPocket の Release Notes を参照して欲しい。


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Analogue Pocket Firmware v2.0 released

Analogue Pocket の Firmware v2.0 が2023年12月24日(JST)にリリースされている。今回もDockの更新も入っていたので合わせて更新しておいた。

更新内容は公式のPocket の Release Notes を参照して欲しい。openFPGAでトリニトロン風画面モードが使えるようになったなどの変更が入っている。


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RetroTINK-4K Released

期待していた RetroTINK-4K が、2023年12月10日に発売されたので即注文。12月23日(土)に受け取って使い始めている。

基本は本サイトの “RetroTINK-4Kについて” がうちでの正の文書だが、この記事には初期Fw.v1.0-1.1.0の時点でのメモや本サイトには残さない雑記的なことも含めてメモを残しておく(しばらくはちょこちょここの記事を更新すると思う)。

とりあえず注文したときからのXのポストもリンクしておく。スレッドを見ていくと本サイトの方にまだ書いていないこともあったりする。

いつものセガハード4機種でのテスト動画をリンクしておく。

手持ち横画面アーケード基板での一面番長も。

手持ち縦画面アーケード基板での一面番長も。

非セガハード3機種も。

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NB USB3.0 1080P/60対応HDMIキャプチャ (MS2130搭載) でのアーケード基板キャプチャ

KVC 秋葉原の基板屋であるKVC lab.から安価なUSBHDMIキャプチャユニットを2点お借りしているので、HAGiBiS UHC07 に続いて今度は NB USB3.0 1080P/60対応HDMIキャプチャ MS2130搭載(HDMI Video Capture 4K 30Hz U3) の方もアーケード基板キャプチャを試したメモを残しておく。
# NB:ノンブランド

使用チップが同じ “MS2130” なのもあって基本的にHAGiBiS UHC07と特性が同じなので書くことが繰り返し気味になるが、こっちから見る人もいるかもってことでそこは容赦して欲しい。

この製品も小さくとても安価(※)であるが、1080p 60fpsでキャプチャできるのでキャプチャ入門用にいい感じのものに見える。あと出先でノートPCに接続してって使い方にもいいだろう。

※ KVC lab.だと1,800円な上、通販でも送料無料である

まずは手持ち基板をキャプチャしたサンプル動画で映像・音声の品質を推し量って欲しい。各種横画面アーケード基板でテストした動画をリンクしておく。

[2023-12-11追記]
各種縦画面アーケード基板でのテスト動画もリンクしておく。

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OSSC Pro released

長らく待たされた OSSC Pro だが、2023年11月15日にとうとう発売されたので即注文。11月21日(火)に受け取って使い始めている。

OSSC Pro

基本は本サイトの “OSSC Proについて” がうちでの正の文書だが、この記事には初期Fw.0.69-0.74の時点でのメモや本サイトには残さない雑記的なことを残しておく(しばらくはちょこちょここの記事を更新すると思う)。

とりあえず注文したときからのXのポストもリンクしておく。スレッドを見ていくと本サイトの方にまだ書いていないこともあったりする。BFIを入れての100-120Hz出力モードを試したこととかはこっちを見て欲しい。

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HAGiBiS UHC07でのアーケード基板キャプチャ

KVC 秋葉原の基板屋であるKVC lab.から安価なUSBHDMIキャプチャユニットを2点お借りしたので、まずはHAGiBiS UHC07の方からアーケード基板キャプチャを試したメモを残しておく。

HAGiBiS UHC07は上記写真のとおり、小さく安価(※)であるが、1080p 60fpsでキャプチャできるのでキャプチャ入門用にいい感じのものに見える。あと出先でノートPCに接続してって使い方にもいいだろう。

KVC lab.だと3,480円な上、通販でも送料無料である

まずは手持ち基板をキャプチャしたサンプル動画で映像・音声の品質を推し量って欲しい。各種横画面アーケード基板でテストした動画をリンクしておく。

[2023-12-10追記]
各種縦画面アーケード基板でのテスト動画もリンクしておく。


HAGiBiS UHC07を一言で書き表すと「PCにUSB接続する外付けタイプのキャプチャユニット」であり、キャプチャするのに別途PCが必要である。OSはWindowsだけでなく、MacやLinux、Android 5/6にも対応しているとのこと。

まず、基板キャプチャ用途でのこの製品のメリットを記載していく。

  • 1080p 60fps(YUV422(※))でのキャプチャが可能
  • OBSで使える
  • セットアップが簡単(ドライバなどのダウンロードは不要)
  • いざというときにスマホやタブレットでもキャプチャできる

※ といってもOBSで録画品質を “無損失品質” 以外にするとYUV420以下になる

デメリットもざっくりと。

  • スルーアウトできない
  • 1280×960(240p Line 4x)のようなソース映像が4:3のときにアスペクト比が崩れる(スケーラで16:9にしてあれば問題ない)

まぁ形状的にスルーアウトできないのはわかり切っているのだが、以下のような対処法があるので心配しなくていいと思う。

  • 1-1.アナログ時に分配
  • 1-2.デジタル(HDMI)で分配
  • 1-3.分配せずに映像Out端子のあるモニタを使う
  • 1-4.分配せずにPC側の画面でプレイする

詳細は Orivision ZY-UCH401(?)でのアーケード基板キャプチャ の記事を読んで欲しい。