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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.2.53(beta)

RetroTINK-5X Proのベータ版Firmware Ver.2.53がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。

※ MikeのTwitterアカウント参照

RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.2.53

Changelogを見るとなかなかに盛りだくさんな修正内容なのだが、とりあえずStartup Profileが設定できるようになったことは喜ばしい限り。Fw.Ver.2.39は正直そこがイケてなかったので。

Fw.2.53からのStartup Profile設定

近日中に正式版としてもっと新しいリビジョンがでて設定しなおすことになるかもしれないので、初日はGeneric 4:3の汎用プロファイルと、メガドライブ用プロファイルを作って軽くテストしただけに留めた。RT2Xのころからベータ版はそのまま翌日またはその翌日にそのままリリースされることが多かった気がするが今回もそうなるとは限らないので、入れるも入れないも好きにして欲しい。

このバージョンからH.Samplingに追加されたHi-resolusionモードであるHires 512とHires 858はインターレース時に役立つようだ……が、GSMを使ったときの話なのでとりあえず私が使うことは現状なさそうだ。


なお、AboutはMikeの奥様がTweetしていたうさぎさんのアニメーションで、可愛らしくてよい。

RetroTINK-5X Pro Fw.2.53のAbout

そして、RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.2.53(beta)でもセガハード4種がFrame Lockで問題なく遊べることを1面番長して確認した。

ただし、マスターシステムは前バージョンと変わらず、LPFをStrongにしないと映らなかっただけでなく、細かな設定変更が必要だった。

穴場開発事業団 マスターシステム用SCARTケーブル, 1080p(Over), SNES/PCE/PS1 256, Frame Lock, SDTV LPF:Strong, LLPLL BW: 2

メガドライブはいつものように安定。

穴場開発事業団 CDX用SCARTケーブル, 1080p(Fill), Gen 320, Frame Lock, SDTV LPF:Light

サターンも安定していた。

穴場開発事業団 SS用SCARTケーブル, 1080p(Fill), Sat 352, Frame Lock, SDTV LPF:Light

ドリームキャストもいつも通り。

Retro Access DC用31kHz対応SCARTケーブル, 1080p(Fill), DTV 858A, Frame Lock, EDTV LPF:Off

2021-02-01 にDiscordからリンクが張られたFw.2.55(Beta)はかなり実験的なバージョンで1440pのテストを協力してくれる人むけとのこと。自分的には興味あるところだから協力したいところではあるけど今週は無理ぽい。


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OSSC Ver.1.6/Ver.1.7用Firmware v0.89 released

Open Souce Scan Converter(OSSC) Ver.1.6/Ver.1.7用のファームウェア v0.89がリリースされた。Changelogはいつもの場所にあるが Firmwareの提供場所はいつの間にか変わっていたので注意したい。

修正内容として公式にアナウンスされているのは以下2点。

  • プロファイルのExport
  • マイナーバグFix

とりあえず適用してみたが、v0.88での設定変更が残っていたので簡単に済んだ。


更新内容的にアーケード基板の映る・映らないが変わったとは思わないが、一応数枚は試しておいた。

まずはRetroTINK-5X Proでは映らない変態周波数のぶたさんから。

OSSC Ver.1.6 Fw.v0.89 でのぶたさん

次に旧ナムコものってことでドルアーガの塔を。

OSSC Ver.1.6 Fw.v0.89 でのドルアーガの塔

次はCAVE IGS PGM Hardwareものってことで怒首領蜂大往生ブラックレーベルを。

OSSC Ver.1.6 Fw.v0.89 での怒首領蜂大往生ブラックレーベル

最後に、CV1000Bものを。

OSSC Ver.1.6 Fw.v0.89 での OSSC Ver.1.6 Fw.v0.89 でのCV1000B

いずれも問題なかった。

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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.2.39 Released

RetroTINK-5X ProのメジャーアップデートであるFirmware Ver.2.39が2021年12月22日(JST)にリリースされた。

メジャーアップデートというだけの更新が入っているが、ざっくり挙げると以下など。

  • OSDメニューの一新
  • 位置調整、明るさ調整、同期調整、ズームなどの機能追加
  • 10個あるプロファイルへの設定保存、呼び出し

マニュアルはローンチ時からずっとVer.1.0のままで、内容が古くなっているが更新はしばらく待って欲しい模様。その間はRetroRGBの動画を参照して欲しいとのこと。


こちらはとりあえず何も考えずに適用した。

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.2.39適用

新OSDの入口はこんな感じ。

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.2.39 OSDトップ

各項目はVer.1.999以前を触っていればだいたいわかると思う。変更したらSave Profileから保存すればよい。機種単位に1プロファイル使うのが運用しやすいと思う。

自分の場合のプロファイルは以下で運用するつもり。参考までに。

  • Slot 1 : Generic (1080p(Fill), Generic 4:3, STDV LPF:Light, EDTV LPF:Off, Flame Lock)
  • Slot 2 : MD (1080p(Fill), MD320, SDTV LPF:Light, Flame Lock)
  • Slot 3 : SS (1080p(Fill), Saturn 350, SDTV LPF:Light, Flame Lock)
  • Slot 4 : DC (1080p(Fill), DTV 858A, STDV LPF:Light/EDTV LPF:Off, Flame Lock)
  • Slot 5 : MS (1080p(Over), 256, SDTV LPF:Strong, Flame Lock)
  • Slot 6 : AC (1080p(Fill), Generic 4:3, SDTV LPF:Strong, Flame Lock, Video ADC微調整1)
  • Slot 7 : AC (1080p(Fill), Generic 4:3, SDTV LPF:Strong, Triple Buffer, Video ADC微調整2)
  • Slot 8 : PlayStation2/Wii (1080p(Fill), Generic 4:3/DTV 858A, STDV LPF:Light/EDTV LPF:Off, Flame Lock, YPrPb)
  • Slot 9 : AC (1080p(Fill), Generic 4:3, SDTV LPF:Strong, Triple Buffer, Video ADC微調整3 for Cave)
  • Slot10 : AC (1080p(Fill), Generic 4:3, SDTV LPF:Strong, Triple Buffer, Video ADC微調整4 for マスタッシュボーイ)

安全のために設定変更できないDefaultプロファイルが電源オン時に割当たる仕様だが、ここは前回使用プロファイルを選べるようにして欲しい。同じゲーム機を続けて使うことが多い人の場合、Fw.Ver.2.39のDefaultプロファイルが起動時に使われる仕様は嬉しくないと思う。というか、Load Profileこそリモコンにアサインして欲しかった、というか(連発)前回使用プロファイルを起動時に選択した上で、サイクリックなChange Profileボタンをリモコンにアサインして変更不可なDefault Profileがその中に入っていれば根本解決できると思う。

なんにしても、OSDを一新した最初のバージョンなわけで、これから育っていくもの、と捉えるのが正解。不満があるならきちんとまとめて__相手に伝わるようにして__Mikeに要望すればよい。


そして、RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.2.39でもセガハード4種がFrame Lockで問題なく遊べることを1面番長して確認した。

マスターシステムは前バージョンと変わらず、LPFをStrongにしないと映らなかっただけでなく、細かな設定変更が必要だった。

穴場開発事業団 マスターシステム用SCARTケーブル, 1080p(Over), SNES/PCE/PS1 256, Frame Lock, SDTV LPF:Strong, LLPLL BW: 2

メガドライブはいつものように安定。

穴場開発事業団 CDX用SCARTケーブル, 1080p(Fill), Gen 320, Frame Lock, SDTV LPF:Light

サターンも安定していた。

穴場開発事業団 SS用SCARTケーブル, 1080p(Fill), Sat 352, Frame Lock, SDTV LPF:Light

ドリームキャストもいつも通り。

Retro Access DC用31kHz対応SCARTケーブル, 1080p(Fill), DTV 858A, Frame Lock, EDTV LPF:Off
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RetroTINK-5X Pro でのスキャンライン設定 Fw.1.999編

RetroTINK-5X ProのFirmware Ver.1.99でさらに増えたスキャンラインの種類について、Ver.1.999時点ではあるが本サイトの “RetroTINK-5Xについて” の補足の意味でここに画像を張っておく。

詳細を見たい人は画像をクリックすると拡大する。

1.Scanline Off

Off

2.Polyphase 25%

Polyphase 25%
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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.1.999 Released

RetroTINK-5X ProのFirmware Ver.1.999が公式サイトで提供されていた。ただ、Mike Chi氏から正式にアナウンスはされていないため、ナイトリービルド程度なのかもしれないし、そうでないのかもしれない。

更新内容は一部スキャンラインの修正なので、実際のところパスしてもいいのだが、せっかくなので適用しておいた。

とりあえずメガドライブ版240p test Suiteで軽くテスト。

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.1.999 適用後

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.1.999でもセガハード4種がFrame Lockで問題なく遊べることを1面番長して確認した。

マスターシステムは前バージョンと変わらず、LPFをStrongにしないと映らなかった。

穴場開発事業団 マスターシステム用SCARTケーブル, 1080p(Over), SNES/PCE/PS1 256, Frame Lock, LPF:Strong
穴場開発事業団 MD2用SCARTケーブル, 1080p(Fill), Gen 320, Frame Lock, LPF:Light
穴場開発事業団 SS用SCARTケーブル, 1080p(Fill), Sat 352, Frame Lock, LPF:Light
Retro Access DC用31kHz対応SCARTケーブル, 1080p(Fill), DTV 858, Frame Lock, LPF:Light

Fw.Ver.2.0ではOSDが一新される予定。


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RetroTINK-5X Fw.Ver.1.99 Released

RT5X-Pro Firmware Ver.1.99がリリースされた。2日前にFw.Ver.1.98が出たばかりなので、軽微なミスを直した程度だろうと思ったし、Changelogs見てもそうなんだけどせっかくなので上げておいた。


RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.1.99でもセガハード4種がFrame Lockで問題なく遊べることを1面番長して確認した。

マスターシステムは前バージョンと変わらず、LPFをStrongにしないと映らなかった。

Fw.Ver.1.99についての続きはこの記事に追記していくつもり……だったが、忙しくて更新してないうちにFw.1.999がリリースされたのでここの更新はこれで終わり。


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ゲーム雑感(家ゲー(非セガハード)) 環境整備

Analogue Super Ntの備忘録

AnalogueによるスーパーファミコンのFPGA互換機 “Super Nt” が届いたので、どんな思いで買ったのかと各種設定などを備忘しておく。

Super Nt付属品 (ゲームギアミクロはものさし)

なお、コントローラーは別売りで、事実上標準の8BitDo SN30が売切れているのでSFC純正を新品で購入した。

普通にテレビにHDMI 1080p接続するもよし。

Super Nt テレビへのHDMI 1080p接続例

ブラウン管モニタに接続するもよし。

Super Nt ブラウン管モニタへの720p接続例 (HD-SDIコンバーター使用)

ブラウン管への接続はいつもの720p HD-SDI変換で。Analogue DACを使うのも、480pをPortta HDMItoComponentで色差変換するのでもいいというか、そちらの方が4:3の画面をフルに使えるメリットもあるのだが、運用の手軽さ、ラグ、画質のバランス的にうちではこの使い方が中心になりそう。稼働率高くならなそうなハードこそ運用の楽さが重要なのだ。

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HDRVでのRetroTINK-5X ProのLPF設定影響調査

YouTubeに上げている動画でプレステ2のHD Retrovisionのコンポーネントケーブルで、LPF設定をOffにしたときの画質について質問をされたので、検証した結果をメモとして残しておく。

結論から言うと、「RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.2.39時点ではSDTV LPF:Off だとPlayStation2/3用HD Retrovisonのコンポーネントケーブルでも縦縞は出るから SDTV LPF: Lightが基本。ただし480pのときは出ないからEDTV LPFはOffでOK」となる。あと、GENESIS用HDRVではSDTV LPF: Off でもJailbarは目立たない。


以下は試した結果を書いておく。

ソフトはファンタジーゾーンコンプリートコレクション内のSYSTEM16版ファンタジーゾーンIIで、RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.1.74、Generic 4:3、Frame Lock設定が共通事項。以下の画像はクリックすると拡大される。

まずは480i LPF:Offから。けっこうな縦縞が出ていることがわかる。

480i LPF:Off

480i LPF:Light だと縦縞は目立たなくなる。

480i LPF:Light
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RetroTINK-5X Pro でのスキャンライン設定

RetroTINK-5X ProのFirmware Ver.1.67がリリースされ、スキャンラインの種類が大幅に増えたので、本サイトの “RetroTINK-5Xについて” の補足の意味でここに画像を張っておく。

詳細を見たい人は画像をクリックすると拡大する。

1.Scanline Off

Off

2.Polyphase 25%

Polyphase 25%
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Magewell Pro Capture HDMI 4K Plus LTが届いた

Magewell Pro Capture HDMI 4K Plus LTが届いた。さすがに値が張ると感じたけど、レトロ/クラシックゲーミング用途で使う場合、モニタやコンバーターの成長速度を鑑みて少なくともあと10年はこれ以上のスペックが必要になることはないだろうと奮発した。安価なキャプチャカードガチャしてどこか不満を持ちながら使い続けるより精神衛生上いいんじゃないかなと。

Magewell Pro Capture HDMI 4K Plus LT

写真のとおり、拡張ボードタイプでPCIe 2.0、入力はHDMI 2.0 1つでPass-thruもついている。詳細な仕様は公式を参照ということでここには書かないがRGB 32bit/YCbCr 4:4:4対応、UHD 120fps以上対応というあたりが自分的には重視したところである。

物理的にインストールしてから、ドライバをセットアップしただけでアマレコTVからは認識されていた。ファームウェアは既に2021年6月20日時点の最新版である1.34だったので、初期セットアップ手順はすごく少なかった。ただし、キャプチャソフトは後述するように、アマレコTVは常用していないので注意して欲しい。