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openFPGA(Analogue Pocket)版 SNES Core v0.2.0 – v0.3.1

openFPGAGENESIS Core を試した行き掛けの駄賃で SNES Core もAnalogue Pocketで試してみた。

こちらはGENESIS Core Ver.0.0.1よりも完成度は高いようで、日本のスーパーファミコン用ソフトも普通に遊べた。

Analogue Pocketでのロマンシング サ・ガ

ちょうど昨日は90年代当時あそんだSFCソフトのセーブデータが生きているかを確認したところだったので、約30年ぶりにロマンシング サ・ガのエンディングも拝んでおいた。セーブデータはRetroFreakDumperで吸い出したファイルの拡張子をsrmからsavに変えるだけでよかった(MiSTer FPGA SNES Coreと同様)。

当時48種類あるエンディングをいつでも見られるようにしていたザ・ブルークリスタルロッドも問題なく。

Analogue Pocketでのザ・ブルークリスタルロッド

手持ち10本程度だが、今のところ問題なく動作している。


2022-09-29追記

SNES Core Ver.0.3.1がリリースされていた。Changelogは左記リンク先を。4:3に対応したのと、Coreを終了させずに別のROMを読み取れるようになったのとリセットができるようになったのが自分的には大きな修正。


[2022-11-14追記]
その後v0.4.0まで上がっているが当weblogではSNES Coreについてはこれ以上追いかける気はないので新たに記事は起こさないし、この文書も更新しないつもり。


[関連外部サイト]


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openFPGA(Analogue Pocket)版 Eric Lewis GENESIS Core v0.0.1 – v0.0.6

openFPGAEric Lewis GENESIS Coreのα版が提供されていたので、さっそくAnalogue Pocketで試していた。

openFPGA版GENESISコア Ver.0.0.1

Ver.0.0.1というバージョンが示しているように完成度はまだ低く、USリージョン以外は基本動かないことが明言されているけど手持ちのGenesisソフトをあらかた試してみたが、左記条件に引っ掛からないソフトなら動くので、もうすでに十分遊べるレベルにあると思った。

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簡易コントロールボックス スーパー松 導入

KVC lab.がまぐろ亭上に引っ越して仮オープンしたときに購入した簡易コントロールボックス “スーパー松” について書いてなかったので、簡単に。

スーパー松でのアーケード基板プレイ環境例(サターンコントローラー使用)

といっても、上記の写真でもうすべてを語っている感がある。要はこんな感じの特徴をもったアーケード基板をプレイするための機械である。

  • 家庭用ゲーム機(ネオジオ・サターン)用のコントローラを使用できる
  • 電源は汎用の5V ACアダプタを使用(購入時に付属してきた)
  • JAMMA基板なら中間ハーネスすら不要
  • 映像出力も汎用のSCART/コンポーネント/S端子/コンポジットビデオケーブルが使用可能

スーパー松の場合はコントローラはネオジオまたはサターン用のものだが、類似別製品ではUSBタイプのもある。映像出力がMD2端子の類似別商品もあるが、スーパー松は上記仕様。

JAMMA前の各社独自仕様のコネクタの場合、変換コネクタなり変換ハーネスを使えばよい。

大型筐体用の基板を含め、特殊な電源が必要になる基板を除けばまぁふつうに遊べると思っていいと思う。自分の手持ちでは動かないものはなかった。

あと、細かい点はこの文書の最後にリンクしてある外部ページに書いてあるのでそちらを参照して欲しい。よくまとまっていると思う。


せっかくなのでスーパー松を使用したプレイ動画を参考に載せておく。この動画の説明文から、以前シグマAV7000を使用したプレイの動画へもリンクしてあるので比較もできるようにしてある。


[関連Webページ(外部)]

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MP07-IONA-US Firmware Ver.1.46 Released

Mellow PCBさまの MP07-IONA-US のFirmwareがVer.1.45からVer.1.46に上がったのでさっそく適用した。

(引用元: ファームウェア更新 | MP07-IONA-US Support Site (toyoshim.github.io))

今回はexA-ArcadiaでのJVS Dashなる高速IOモードへの対応ということだったので、現状自分には益がなくSkipしてもよかったのだが、回帰テストに協力する意味はあるかなということで。


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MP07-IONA-US Firmware Ver.1.45 Released

Mellow PCBさまの MP07-IONA-US のFirmwareがVer.1.35からVer.1.45に上がったのでさっそく適用した。

自分は購入時のFirmwareがVer.1.35で初めてのFirmware更新だったので、今後の備忘の意味も込めてメモしておく。といってもマニュアルで外部サイト参照にしている箇所をちょい書き足している程度なので、他の人は公式を見た方がよいと思う。あくまで自分のためのメモ。

なお、Windows 11環境でしか確認していないが自分のメモなので他の環境については触れない。


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Analogue Pocket Firmware v1.1-beta-2 released

Analogue Pocket のFirmware v1.1-beta-2が2022年8月24日(JST)にリリースされている。

更新内容は公式のPocket のchangelogを参照して欲しいが、openFPGA関係が中心のようだ。

Analogue Pocket Firmware v1.1-beta2

v1.1で事前アナウンスされていた2.4Gワイヤレスコントローラーのネイティブ対応(ドングルなしでのペアリング)も試したが、8BitDo M30 (メガドラミニ用)は問題なく使えた。ただし、M30の方を Analogue Dock用のファームウェア に更新する必要があるのだけは注意したい。v1.1-beta時点でもできていたと思うが試していなかったのでここに書いておく。

前記した Analogue Dock用のファームウェア のページにはM30 (メガドラミニ用)だけでなく、M30(メガドラ実機用)、SN30 2.4G NtやN30 2.4G Nt、PCE 2.4G なども載っているのでそれらも対応しているはず(必要ないので試してはいない)。


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Analogue Pocket Firmware v1.1-beta released (openFPGAに対応)

Analogue Pocket/Analogue DockのFirmware v1.1-betaが2022年7月30日にリリースされている。

自分は同日に適用しているが、重要な更新が入っているのでメモを残しておく。

Analogue Pocket Firmware v1.1-beta

自分的に大きな更新箇所は以下。詳細な更新内容は公式のPocket のchangelogを参照して欲しい。

  • openFPGA 追加
  • ステートセーブ・ロード機能の性能アップ

後述するが、最初のopenFPGA機能の追加が大きい。これにより、Analogue PocketをポータブルMiSTer(Lite)的に使えるようになった。対応コアはまだ少ないが、MiSTerで各種コアを出している方々がopenFPGAに移植してくれることに期待したい。

ステートセーブはmicroSDに全ゲームで合計128か所保存できるようになった。Memoriesからアクセスできる。

あと些事ではあるが、v1.0から続いていたGGアレスタII起動時のセガロゴが欠ける問題は解消したのも個人的には嬉しい。


openFPGAにより、JB FirmwareでなくともAnalogue公式ではないコアを使えるようになった。具体的には、SG-1000やNEOGEOなどのコアがMiSTerから移植されたことで、Analogue Pocketで遊べるソフトが増えている。

ただし、ソフトはROMイメージで用意する必要があるのは要注意。各種ダンパーを用意するなりして合法的な(ホワイトな)ROMのみ扱うようにして欲しい。いまなら レトロフリークカートリッジアダプター + RetroFreakDumper + USB延長ケーブル (+レトロフリーク用ギアコンバーター)があればレトロフリーク対応ソフトはカバーできる。

あと、海外のインディーズゲームによくあるROMイメージで販売されているゲームやHomebrew Gamesなどもどんどん活用していきたい。

2022年8月14日現在、こちらが把握している対応コアは以下。

(追記 下記Webページで現時点の対応コアを確認できる。Genesis(メガドライブ)やNES(FC)、SNES(SFC)なども対応している。
Analogue Pocket | openFPGA Cores Inventory (joshcampbell191.github.io))

セガ系は3機種とも試している。

SG-1000コアはパレットもちゃんと対応している。拡張子が “sg” 小文字でないといけなかったのだけは注意したい。

openFPGAでSG-1000コア

SMSコアはこんな感じ。Flight of Pigarus というフリーソフトで確認。

openFPGA SMSコア

マスターシステムソフトはAnalogue公式のPocket用GG Adapterとマスターシステムコンバーターを使うなり、EverDrive GG X7を使うなりしても遊べるのだが、openFPGAを使った方がアクセスが楽だろう。というかPocket用GG Adapter + マスターシステムコンバーターはPocketが縦型なのもあってかなり重量バランスが悪いのだ。国内マークIIIだとさらに、だろう。

GGコアもせっかくなので。こちらはWing Warriors というフリーソフトで(GG版はフォーラムの2ページ目にある)。

openFPGA GGコア

GG Adapterなしでもゲームギアソフトが遊べるようになったのは素直に歓迎したい。


[2023-01-22追記]

NEOGEO Coreはv0.8.1時点ではDarksoft形式にしか対応していない。そのため、以前公開していたNEOGEO Coreの記事に書いていたように、Darksoft形式でROMイメージ販売がされているXeno Crisisで動作を確認した。

それとは別に NEOGEO Classics Complete Collection から入手できるホワイトROMをフォーマット変換できることがわかったのでいくつかのソフトはPocketでも遊べるようになった。自分が試した範囲ではMiSTer FPGAでの1/3くらいしか動かなかったが(※)、一部遊べるようになっただけでも十分に価値があるので以下略。

※ もともとMiSTerでも全部動くわけではない

物理配置はマニュアル見ればわかるのでここには書かない。pythonを使ったファイルフォーマットの変更についてもツールのマニュアル見りゃわかることなので以下略。


[関連外部サイト]


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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.2.76 released

RetroTINK-5X ProのFirmware Ver.2.76が2022年8月8日(JST)にリリースされたのでさっそく導入してみた。

8月3日にリリースされたFw.2.75からの更新はHDR10偽装モード関連なのでSKIPしてもよかったのだが、せっかくだから。


軽くメガドライブの240p Test Suiteで試した画面ショットを貼っておく。条件はみな以下。

1080p(Fill), Gen 320, Frame Lock, SDTV LPF:Light


いつものセガハード4機種での回帰テスト結果も。

マスターシステムはここまでのFw.2.7xと同様にTriple BufferならLPFをStrongにしなくても映った。Frame LockではLPFをStrongにした上で、前バージョンと同様にLLPLL BWを2にする設定変更で安定した。

穴場開発事業団 マスターシステム用SCARTケーブル, 1080p(Over), SNES/PCE/PS1 256, Frame Lock, SDTV LPF:Strong, LLPLL BW: 2

メガドライブはデフォルト設定でもFrame Lockで安定。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CVBS, L字), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light

サターンも。

Retro Access SS用SCARTケーブル(Luma), 1080p(Fill), Sat 352, Frame Lock, SDTV LPF:Light

ドリームキャストもいつものようにジャイアントスイングフォーエバー。

Retro Access DC用31kHz対応SCARTケーブル, 1080p(Fill), DTV 858-A, Frame Lock, EDTV LPF:Off

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ゲーム用途でのPCレスキャプチャユニット比較 GV-HDREC – ER330編

PCレスキャプチャユニットについて、ゲーム用途で使ったときにIO DATAのGV-HDRECとAVerMediaのER330とでそれぞれどこにメリットがあるか、両方1年以上使って自分なりに感じたことを比較しながら書いていく。

下記写真からわかるように製品のサイズ感はほぼ同じで実売価格的にも用途的にも比較されやすい製品だと思うが、かなり特性が違うので単純にどちらの方が良い・悪いで言えるものではなかったりする。

IO DATA GV-HDREC
AVerMedia ER330

なお、ゲーム用途といっても自分はPCレスキャプチャユニットをプレイステーション4/5やNintendo SwitchのようなHDMIで1080p出力ができるゲーム機のキャプチャ用途ににしか使っていない。これはGV-HDREC、ER330ともに、解像度や周波数がHDMI規格に則っている入力信号でないと基本正しくキャプチャできないからであり、レトロゲームをアップスキャンコンバーター経由でキャプチャする用途だとPCを使用するタイプのキャプチャボードの方が向いているからである(特にアーケード基板のとき)。アップスキャンコンバーターにRetroTINK-5X ProのTriple BufferモードやXRGB-miniを使う場合はこのあたりをある程度は吸収できるが、OSSC Ver.1.6で使うのにはGV-HDREC、ER330ともに向いていないと思う。なので、以下の比較をする際に、古めのゲーム機を繋ぐ際の適正とかは考慮に入れていないのに注意して欲しい。


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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.2.75 released

RetroTINK-5X ProのFirmware Ver.2.75が2022年8月3日(JST)にリリースされたのでさっそく導入してみた

7月30日にリリースされたFw.2.74からの更新はHDR10偽装モード関連なのでSKIPしてもよかったのだが、せっかくだから。


軽くメガドライブの240p Test Suiteで試した画面ショットを貼っておく。条件はみな以下。

1080p(Fill), Gen 320, Frame Lock, SDTV LPF:Light


いつものセガハード4機種での回帰テスト結果も貼り付ける予定だが、とりあえずはメガドライブだけで。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light

せっかくなのでInject HDR : HLGの画像も載せておく。スキャンラインは “Consumer-2″。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light, Inject HDR:HLG, Scan Line:Consumer-2