RetroTINK-5X Proの実験的(experimental)なFirmware Ver.2.59がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。
※ MikeのTwitterアカウント参照
先日試していたFw.2.58との大きな違いは4K対応していること。ただし、240p/480i, 480pでは24fpsしか出ないので、アクション、シューティング中心の自分には実用性がないものであるのは事前承知済み。その他の修正事項はchangelogを見てくれってことで。
平日で時間もなかったのでテストはごく簡単に。4K対応しているキャプチャボード + 4Kテレビでアスペクト比や映りなどを試していた。
Capture: Magewell Pro Capture HDMI 4K Plus LT
TV: Toshiba REGZA BM620X
Fw.2.57, 2.58のときの記事に書いたように、2560×1440だとGen 320にするとアスペクト比がやや太めになるのでGeneric 4:3で妥協してのだが、4KではH.SamplingをGen 320にしてもいい感じだった(あくまで、”感じ”。厳密には調べていない)。
あとはいつものセガハードの……といいたいところだけど、とりあえずメガドライブとサターンだけで。あと、うちの機器だと4K時はTriple Bufferでないと映らなかった。
ドリームキャストでの480p Line 4.5xは各種設定値が初期値だと画面半分しか映らずCrop Endを調整しても調整できる範囲を超えていたので、うちの機器では4Kは無理ぽかった。Discordの掲示板を読んでみると同様の人を見かけたし、LGのモニタでOKだった事例も見かけた。
なお、3機種とも2560×1440はFrame LockでFw.2.57/2.58時と同様に動作することは軽くだけど確認済み。
ついでにテレビで3840×2160, 2560×1440, 1980×1080で映したのをスマホで撮った写真も載せておく。
こう並べてみると、うちのREGZAのFHD入力のアプコン性能高いなと。実際のところ前述したようにRT5X-Proでの4K出力はfpsが低い上に映像上のメリットもあまりないため、実用性は低いと言わざるを得ない。ただ、RetroTINK-9X時代の入り口が覗けただけで自分は満足できた。2560×1440対応も “後継製品で対応予定です” でもおかしくない内容だったわけだし、やっぱりMikeは凄いなと。
2022-02-09追記
Experimental firmware Ver.2.60が出たので軽く試した。4KモードでもFrame Lockが機能するようになり、4K時の240p/480i, 480pがFrame Lock時は30fpsまで上がっているのとのこと。その他の修正事項はchangelogを見てくれってことで。ただ、うちでは4K時のFrame Lockはソースが240pのときも480pのときも不安定だった。
あと、Fw.2.59のときとキャプチャボード、4Kテレビともに同じなのだが、今回キャプチャはいけたけどテレビの方ではいずれも映らなかった(Triple Buffer, Frame Lockともに)。
Capture: Magewell Pro Capture HDMI 4K Plus LT
TV: Toshiba REGZA BM620X
このことはDiscordですでに触れている(bug-reportsの方じゃないけどね)。
軽くテストしたときのスクリーンショットを張っておく。
メガドラはアスペクト比を確認しつつ。
サターンも軽く試しただけ。
Fw.2.59では画面半分しか映らなかったドリームキャスト480pはchangelogに書かれていたようにFixされていた。
ここまでこの手のスクリーンショットは生のPNG形式のまま貼り付けていたが、DCの4KはWordpressのスクリーンショットのサイズ制限を超えるため、JPEGに変換している。1枚あたり5MByteまでなんて制限あったのね。
2022-02-27追記
メガドライブで4K出力のテストをした動画をYouTubeに上げておいた。
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