フライングパワーディスク2(Windjammers 2)リリース

今は亡きデータイーストの名作中の名作である “フライングパワーディスク”(海外だとWindjammers)の続編である “Windjammers 2” が1月20日にリリースされた。対応機種はプレイステーション4(5)、Nintendo Switch、Xbox Series X|S(Xbox Play Anywhere対応)、Steamである。Xboxはリリース初日からGame Pass入りしているため、プレイ率も高そうでいいことだなと。

この記事の一つ前の記事に書いたように先週Xbox Series S本体を買ったところなので、せっかくなのでそちらで買ってみた。比較用にプレステ4版も買っているが、この週末はどちらかというとXbox版の方を中心に遊んでいた。

初代フライングパワーディスクは対戦ゲームとしてよくできたゲームであるというのはもう言わずもがななのだが、2になってさらにそこが伸びていると思った。新要素であるスラップにしてもドロップにしてもジャンプからのスマッシュやパワーディスクにしても、緩急をつけてタイミングを外す駆け引きを楽しめる意図を感じて好印象。これは、前作もそうであったように一人で遊んでも楽しめるところであり、ソロでもとても面白いゲームなので、いつか誰かと対戦で遊ぶことを夢見ながら槍を磨くのもいいかなと。

この土日は新キャラでEasyランクを遊んで新システムになじもうとしていた。4キャラ遊んだところでだいたいわかった(つもり)ので、Normalランクに初代からいたS.Millerで遊んで一発でノーコンティニュークリアできた。


そして動画に録っていたのが、まさかのクリア1秒後に自動終了していて録り直す羽目に。初回と比べて集中が高まらず、4回連続で決勝で負けたが、5回目でなんとか勝ったので、動画サイトに上げておいた。プレイ3日目なので内容はお察しで。

というか、一番最初のは2面後のボーナスもパーフェクトだったのも含めてプレイ内容が一番よかったのだが、そういうときに限ってトラブルがあるのがアレ。なお、4回連続で決勝で負けたうちの1回はロスタイムでの逆転負けで声が出た……。

なんにしてもやたらと楽しく、いい汗をかきながら遊べていいなと。まだまだ遊び足りないのでしばらくはこれ中心に遊んでいくつもり。

なお、Xbox Series Sで本体1440p, 120Hzモードで遊んでいるときも、プレステ4で1080p, 60Hzで遊んでいるときもプレイ感に大きな差はなく、どちらも快適に遊べている。Xbox Play AnywhereでのPCでのプレイも同様である。好きな環境で遊べばよいかと。


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Xbox Series S生活の始まり

タイトルどおり、先週火曜1月18日にXbox Series Sを購入した。

Xbox Series S購入

2020年11月に発売されてからずっと売り切れてて縁がなかったXbox Series Xじゃなくて、コンパクトな Xbox Series Sの方が自分の今の環境には使いやすいということで踏ん切りがついた。PCモニタはWQHDでそこへのマッチもするし。

特に遊びたいゲームということだと、マイクロソフトの後方互換対応でリファインされたパンツァードラグーンオルタがまずあった。

パンツァードラグーンオルタ

当時いろんな事情があって遊びたいと思いつつもチャレンジできなかったパンツァードラグーンオルタは、Xbox360を買ったときにパッケージ版を中古で買って遊ぼうとは思ったのだが、360での互換モードは非常に画面表示が荒くてこれで評価したくないと思い、プレイを保留していた。この日はとうとう遊べる日がきたという喜びが大きかった。じっくり遊んでいきたい。

パンツァードラグーンオルタ ステージ2クリア
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Analogue Pocketの備忘録

FPGAを使用したゲーム機作りに定評のあるAnalogueのゲームボーイシリーズ互換機 “Analogue Pocket” 一式が届いた。ゲームボーイの互換機といいつつ、別売りのカートリッジアダプタ(Game Gear Adapter)でゲームギアソフトも遊べて、自分はその用途目的で購入している。

Analogue Pocket + Analogue Dock + Game Gear Adapter

注文したのは2020年8月なので、約1年4か月待ったわけだがAnalogueらしく、見た目がよい上に触ると満足感の高いものだった。

Analogue Pocketはゲームギア実機が将来的に使えなくなったときの予備機として買ってるわけで、実機との比較をせっかくなので。

Analogue Pocketをゲームギア実機と並べた図

Analogue Pocketの液晶は本当にすごく綺麗だけど、こう並べるとサイズ的なメリットは特にないのがわかる。ただ、GGLCDを経験してなければこの画質は感動ものだと思う。そしてプレイ感はさすがにFPGA機だけあって本当によい。

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MD版Demons of Asteborgが届いた

去年(2020年)の10月にあれこれ海外のメガドライブのインディーズゲームを試したときに気に入って注文していたDemons of Asteborgが届いた。開発および販売元はNeofid Studiosで、JPリージョンのメガドライブ本体で問題なく遊べる。

Demons of Asteborgソフト一式 (ゲームギアミクロはものさし)

2021年8月に Neofid Studios から先行してROMイメージは受け取っていたのだが、なかなか遊ぶ機会を作れず序盤を触っただけだったので、せっかくだからきちんとクリアしたい。

なお、購入はいまでも公式サイトから可能。メガドライブ版は箱・取説付きだけでなく、カートリッジのみや、ROMイメージのみでも販売しているので好きなものを選べばよい。

Demons of Asteborg

SteamやNintendo Switch(海外のみ)でも出ているし、Steam版にはMD版のROMイメージが入っているようなので、その選択肢もありだろう。

ただし、ROMイメージ版を実機で遊ぶにはMega EverDrive ProかMegaSDが必要なので注意したい。手持ちのMega EverDrive X7(Fw.3.14)では正しく起動しなかった。14.6 MByte ≒ 116 Mbitというメガドライブのゲームとしてはとんでもないサイズなので、旧型のFlashcartで対応できないのも仕方ないだろう。


タイトル画面はこんな感じ。

Demons of Asteborg タイトル画面

探索型アクションで、最初にEasy、Normal、Hardcoreを選び始まる。

自宅でわんこなでなで

メッセージは英語だが、雰囲気で進められると思う(たぶん)。

Demons of Asteborg ゲーム画面
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アーケードアーカイブス ゼビウス リリース

2021年10月7日(木)にプレイステーション4版アーケードアーカイブス ゼビウスがリリースされたので、さっそく遊んでみた。

2週間前にNintendo Switch版が出ていたのだが、過去アケアカの手持ち両機種で遊んだタイトルはNintendo Switchでは遅延が増加している傾向があるのもあってプレステ4に集約している(※)のでプレステ4版を選んだ。ナムコのアケアカ参入は嬉しかったし、ゼビウスほどのタイトルならNintendo Switchで先に買った上で2週間後にプレステ4版を買うのでもいいと思ったが、仕事が忙しくて試そうと思っている間に2週間経ってしまった感じ。

※ VSエキサイトバイクなどの任天堂タイトルは仕方ない

アーケード版ゼビウスはかつては根気さえあればカンストできるくらいの自信はあったゲームだけど、基板を買わなかったばかりに腕が落ちまくって、約7年前にWii版で遊んだ時は3回やって3回とも1周できなくなっていて自分にがっかりしていたりする。だが今回はgdgdだったとはいえ、初回であっさり1周できてここ数年悩まされた憑き物が落ちたかのような感じさえ受けた。

ゲーム自体はアーケードアーカイブスなので、特に味付けもなく……ということもなく、特別仕上げであれこれオプションが充実しているのも嬉しい。特にソルの位置表示はリハビリ組にはありがたいだろう(スペシャルフラグは隠していてもよかったような)。

自社タイトルでナムコミュージアムシリーズのような復刻シリーズを持っているバンダイナムコはアーケードアーカイブスに参入しないと思っていたし、出ても素のままだと思っていたので今回のはありがたい誤算である。今後のアーケードアーカイブスにはより注目していきたい。

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Analogue Super Ntの備忘録

AnalogueによるスーパーファミコンのFPGA互換機 “Super Nt” が届いたので、どんな思いで買ったのかと各種設定などを備忘しておく。

Super Nt付属品 (ゲームギアミクロはものさし)

なお、コントローラーは別売りで、事実上標準の8BitDo SN30が売切れているのでSFC純正を新品で購入した。

普通にテレビにHDMI 1080p接続するもよし。

Super Nt テレビへのHDMI 1080p接続例

ブラウン管モニタに接続するもよし。

Super Nt ブラウン管モニタへの720p接続例 (HD-SDIコンバーター使用)

ブラウン管への接続はいつもの720p HD-SDI変換で。Analogue DACを使うのも、480pをPortta HDMItoComponentで色差変換するのでもいいというか、そちらの方が4:3の画面をフルに使えるメリットもあるのだが、運用の手軽さ、ラグ、画質のバランス的にうちではこの使い方が中心になりそう。稼働率高くならなそうなハードこそ運用の楽さが重要なのだ。

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ゲームの多様性を良しとする文化はあるのか

ゲームの多様性を高く評価しない傾向について思うことを適当に。タイトルには”文化”なんて仰々しい言葉を使ってしまったけど、別に深く掘り下げてあるわけでもない(いきなり言い訳から)。


売れたゲームの続編や派生の類は購入するのに、目新しいゲームにはなかなかチャレンジしない人は自分の周りにもいるし、Webでもよく見る。それどころか、売れ線でないゲームを馬鹿にするようなことを言う人すら見かける。これはつまり、ゲームの多様性を良しとしていないということだと自分は認識している。


これは今に始まったことでなく、セガが家庭用ゲーム機を出していたころには既にそうだった。スペースチャンネル5、ジェットセットラジオ、Rez、クレイジータクシー、ぐるぐる温泉、ファンタシースターオンライン、ルーマニア、etcと攻めまくっていたドリームキャストなのに、セガお膝元のセガBBSですら『ハードが売れるためには大作RPGが必要ッ!!!』みたいな意見がとても多く、ソフトのラインナップに多様性があることに価値を見出していないように見える人の多さにうんざりしていた。外部の掲示板ではなおさらだった。多様性があることを良しとする人は本当に少ないって当時嘆いていたのを思い出す。

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1980年代当時のゲームヒエラルキーと自分への影響

’80年代当時、ファミっ子より上の年代というか、アーケードやマイコンでのゲームをファミコンより先に体験していた人達はゲームをこんな感じのヒエラルキーで捉えていた人が多い印象がある。

(高)
↑ アーケード:至高
│ マイコン:アーケード向きじゃないジャンル(※)では強い
↓ 家庭用ゲーム機:どちらかの代用品
(低)
※ RPG/ADV/SLG等

これはハード性能の差からくる表現力の差が当時はとても大きかったからである。レトロゲーム関係の文章を読む際、背景としてこれを知らないと理解できないことって結構あると思う。開発者インタビューやゲーマーの発言の端々に出ているからだ。


例えば、アーケードじゃなくてマイコンの方だがゲームクリエイターの志倉千代丸さんがサラダの国のトマト姫を語っている時に記者に「ファミコンでやりました」と言われたのに対し「ファミコン版なんて『サラトマ』じゃないから」と返していたのもそういう意識の表れだと思ってる。

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ドルアーガの塔の楽しさの両輪

アーケード版ドルアーガの塔の楽しさは「謎解き」と「アクション」が両輪となっていると思う。だが、Webを眺めていると「謎解き要素抜きでアクションゲームとして遊んでも面白い」という感じのことを言う人もそれなりに見かける。昔から自分も「ドルアーガは純粋にアクションとして面白い」と言っていたが、これはあくまでゲーセンで謎解きをしていた人達の熱さが土壌にあっての話だったりする。あくまで「自分の場合は」だが。


アーケード版が出た頃は子供すぎて、結果として自力で宝を探し出すことは1つもできなかったのだが、田舎のゲーセンで兄を含む高校生たちが一所懸命試行錯誤していたのを見ていたし、情報も共有していた(※)。兄のグループじゃない人のプレイも眺めて出し方が曖昧な面の解法を暴こうともしていたクソガキでもあったZzz…。そういう体験が自分の場合ドルアーガの塔というゲームを楽しむ際のなんというか根っこ的なものになっているから「純粋にアクションゲームとしても面白い」と言っても、「それだけじゃない魅力」を取り除くことが出来ないのである。

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戦刃アレスタ 正式リリース

2021年7月15日(木)にM2のアーケードゲーム参入第一弾かつ、アレスタシリーズ最新作である「戦刃アレスタ」がとうとう正式リリースされた。システム基板は「ALL.Net P-ras MULTI バージョン3(APM3)」であり、APM3が稼働していたゲーセンの多くで遊べるようになっている……はず。

さっそく秋葉原Heyで遊んでみた。正式版での初回プレイは初心者向けのNoviceランクをType-C ターニャ・八重桜で遊び、余裕をもってノーコンティニュークリア。

戦刃アレスタ Novice, Type-C ターニャ・八重桜 クリア

ここまでのアーケードプレイログに書いていたように、ロケテスト版で数プレイ遊んでいて、初心者用のNoviceモードとデフォルトのCasualモードが正式版で難しくなっていたりしないかが一番注目していた点なのだが、Noviceはたぶん全く変わってないやさしさだった。Twitterで見てる限り、ふだんシューティングを遊んでない人たちでも初回からノーコンティニュークリアできているので、今時のSTGは難しいと敬遠していた人もこの機会に遊んでみてはと思った。

2プレイ目はロケテ時にギリギリクリアだったCasualモードをType-D 黄 可馨で遊び、こちらも無事ノーコンティニュークリアできた。

戦刃アレスタ Novice, Type-D 黄 可馨 クリア

具体的なゲーム内容はまだ出たばかりなのであまり書く気もなく。先入観なく気軽に遊んでみて欲しい。

Aimeにこんな感じに履歴が残るので、全部実績を残したいと思った。

戦刃アレスタ Aime 実績

とりあえず正式版初日はこんな感じ。これからも楽しんでいきたいなと。

隠しフィーチャーについて、現時点で把握しているものを、以下折りたたんだ中に引用しておく。

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