定期的にWeb上で論議されるが、レトロゲームを楽しむ行動原理は「懐古の思い」でしかないのかというのがある。自分自身は1990年代前半の時点で、それに対して「No」を唱えていた。1980年代半ばのいわゆるナムコ黄金期のアーケードゲームや、テトリスなどには普遍的な面白さがあり、懐古の思いなど微塵もなく、いつまでも楽しめる名作としか思っていなかったからである。それを言うと、「retrospective」には「回顧」「懐古」の意味があるので、自分的には「classic」(名作)という言葉を使いたいというのはある。「retrogamefan.tokyo」ドメインじゃなくて、「classicgamefan.tokyo」にしておけばよかった……。
カテゴリー: ゲーム雑感(アーケード)
アーケード基板の購入基準について
自分の場合、基板の買い始めはサターン発売より前だったりする。これは、要は「遠征費の節約」の意味が大きい。
1990年代に入って数年経った頃には既に1980年代のゲームはほとんどないゲーセンが多く、ごく一部がゲーセンの片隅に残っている程度だった。そしてその頃どうしてもアーケード版のドルアーガの塔とドラゴンバスターを遊びたくなり、県外に居住している友人に見つけたら教えて欲しいと伝えていた。そして、実際に東京に遊びに行ったのだが、その時にかかった費用を考えると、コントロールボックスと基板の値段はけっして高いとは言えなかったのである。
積んでいるゲームが多い中、2014年11月にXbox360本体とケイブ シューティングコレクション完(以下シューコレ完)を買って、ケイブシューのゲーセンでのクリアを目指すことにしたのは、第一が単純にチャレンジしてみたいと思ったからで、第二が現役プレイヤーのプレイを参考に出来るうちに遊んでおきたいという気持ちが後押ししたから。これは、秋葉原Heyという素晴らしいゲーセンに通える地の利を活かさない手はないと思ったという意味も含んでいる。
2014年11月時点ではゲーセンでケイブのゲームをノーコンティニュークリアしたことはなかったが、1年ちょっとの間に複数タイトルのクリアができた上、未クリアだが最終面まで進んでいるタイトルも3つある。思い切ってチャレンジして良かったと思っている。
以下はチャレンジする経緯からこれまでをだらだらと。
先日TwitterでMV-1FZなどのモノラル基板をステレオ化するなんて話題が流れていたので、ひょっとしてと思い、サンダーフォースACで使われているセガ SYSTEM C2基板もステレオ化できないのか調べてみた。
結果は轟沈。調べたというメモの意味で記事にしておく。
レトロゲーム機やレトロゲーム基板が故障するケースが周りで増えているし、自分自身もここ数年数回体験している。ゲーム機は基本メーカー修理が終了しているし、基板もだいたいはそうだろう。
BEEP秋葉原にコンデンサ交換などのオーバーホール済みメガドライブが売っているが、手持ちの機器を持ち込んでオーバーホールしてくれるサービスがあればいいのにと思う。壊れる前の時点でメンテナンスした方が機器自体の寿命が長くなるだろうし、「動くけど、動作が不安定」な状態でゲームをするのは精神衛生上好ましくないからだ。
2014年は新たにクリア(※)できたゲームが5つだったのに対し、2015年は16タイトルクリアできた。2016年もゲーセン中心で遊んでいきたいと思っている。
※ アーケードゲームに対して自分が「クリア」という表現を使うときは「ノーコンティニュークリア」を指している
そして、とりあえずは以下のクリアが目標。コロン(:)以降はゲーセンでの現在の進行状況と、家庭用移植も含めたプレイ回数。
自己紹介も兼ねてゲーム歴のダイジェストを。時系列に書こうかと思ったが、入り組むのでジャンル別にしてみた。ビデオゲームへの芽生えは家でのブロック崩し、ゲーム&ウオッチ、LSIゲームってあたり。「ゲームセンターあらし」の影響も受けた。