2017年に予約してから昨年末まで長らく音信不通になっていたメガドライブ/GENESIS/MEGA DRIVE(欧州)のインディーズタイトル「PAPRIUM」がとうとう2月17日に届いた。「Papriumは本当にあったんだ」という気分になりつつ開封。
開発はPier Solarなどを手掛けた Watermelon Games (Magical Game Factory)で、こちらが購入したのは写真右下の漫画がついている限定版で、JP/US/EUの3地域向けがあるなかのJP版(※)。左下の32Xの新作チラシはジョークチラシだった。
※ ゲーム自体はリージョンフリー
密封されているパッケージをばりばり開けてお試しプレイ。本体はふだん使いしているMULTI-MEGAから。
初回はおまけゲームである「PAAAAA」が強制起動する。
これはTYNY Papriumって感じのミニゲームである。
MEGA SgはFirmware v4.7まではPapriumに対応しておらず、これしか遊べなかったのだが、2021年2月23日にリリースされたFirmware v4.8にて対応して遊べるようになった。
一度PAAAAAを遊んだ後、本編も遊べるようになった。
まずはEasyランクでアーケードモードを遊んでみた。
海外のベルトスクロールアクションは当時ものはやたらと難易度が高くて、ガチガチにパターンにはめないと進めないようなものが多いイメージで、Papriumもそのパターンだったらしんどいと思っていたが、あっさり初見でノーコンティニュークリアできた。
そのあとはオリジナルモードの方を遊んでいるが、分岐もあってなかなかのボリューム。進行状況は保存されるのでちょこちょこ進めているが、このところ余暇の時間があまりないのもあってやり込むことはできていないが、長らく待ったゲームなんだし、慌てずゆっくり楽しんでいきたい。やり込みによって使用キャラが増えていくようなので楽しみである。
前記したようにまだそんなに遊べていないけど、音は80Mbitの大容量を使ったのを売りにしているだけあってサンプリングは滑らかだし、哀愁を感じるBGMも自分的にはいい感じ。絵も迫力あるし、インディゲームとしてはかなり出来がいい方だと思う。まだHardレベルまででしか遊んでいない時点での感想ではあるが、ベルスクものをやり込んでいる人には物足りないものもあるかもしれないとは思ったが、自分的には買ってよかったとしか思っていない。
なお、こちらが2017年に予約したときの価格は、10%オフクーポンを使ってので80.09 USDだったのだが、リリース後の製品版はどのリージョン(特にEU版)も大幅値上げしていて物議を醸していたりする。まぁ延期しまくった = 開発費が予定以上にかかったなので、いたしかたないとしか思わないのだが、挑戦的な表現で損をしている感もなくもなく。それはまぁおいといて、遊びたいだけならClassic Editionでいいと思う。というか、そっちの方がふつうのパッケージに入っていて出し入れしやすくてよいだろう。
グランドスティックがあると、そこからちょこちょこ音がなったり光ったりと、メガドラ界隈ではかつてない演出があるのはちょいいいなと思った(未購入)。近年アケ関係でよく使われているネオジオ用のケーブルもついているのもちょい魅力的である。
ここまでが本文であとはおまけ。
本家でアナウンスされているように、「A10」で始まるシリアル番号のメガドライブ1本体ではPapriumは動かなかった。具体的には最初のロゴから進行しなかった。
うちにある複数のメガドライブ/GENESIS/MEGA DRIVE本体で試したが、下記写真の赤枠内の2台だけNGで、他では問題なくあそべた(クリアまで確認したわけじゃないけど)。その2台は前記したA10で始まるシリアル番号のMD1(うちだとVA5)と、TectoyのMEGA DRIVE IIIなので、まぁあまり気にするところではないと思う。
要は「複数台メガドライブ本体を用意するたしなみ」にて対処すればよいってことで。
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