2023年1月19日にプレイステーション4/5, Nintendo Switch用が発売された NeverAwake をこのところ遊んでいたので雑感を。
このゲームはもともとSteamで2022年9月28日にリリースされたゲームで、今回はその家庭用ゲーム機への移植である。自分はプレイステーション5版を選択した。
どんなゲームかは公式では “悪魔系アクションシューター” と表している。左スティック(アナログ/デジタル)でキャラを動かし、右アナログスティックでショットを撃つタイプのアクションシューティングで、メインストーリーは1面あたり3分以内程度の短い面を70面以上クリアしていく進行。自分がこれまで遊んできた中だとN64/DCの爆裂無敵バンガイオーが近い感じである(強制スクロールだしショットの誘導はないが）。あとそれにエイリアンソルジャーの0移動を付けたってとこか。短い面を多数クリアしていくってとこを抜きにすればカプコンのロストワールド(フォゴットンワールド)をイメージしてもらえればと。
各面ごとの進行だが、敵を全滅させるとか小ボスを倒すとかそういう感じではなく、敵を倒すと出てくるソウルというアイテムを100%まで集めると面クリアになるのが基本。このときソウルマネーというゲーム内通貨も一緒に集まり、面の合間に武器やアクセサリー(特殊効果のある装備)を買い物することで攻略を進めていく。後半面は特にだが、面により効果的な武器やアクセサリーは異なり、難しいと感じた面も装備を変えればあっさり突破できたりする。それを探り当てる試行錯誤こそこのゲームの面白さの肝だと思う。特にアルバム集めでのチャレンジ面ではクリア条件が通常とは異なるため、装備選びが通常面より重要となり、システムをしゃぶり尽くしている感が心地よい。ジャンルは全く異なるが、メガドライブの新創世記ラグナセンティの面白さがわかる人なら、こちらも楽しめると思った。
そういう意味で個人的には安易に攻略サイトや攻略動画に頼るとこのゲームの一番面白いところがスポイルされてしまうから全面自力でやって欲しいと思うのだが、いまのご時世だとそれは難しいのかもしれないとも思う……。
シールド0の状態で被弾したときに面クリア失敗となるのだが、 “Retry” ではなく “OverSoul” を選ぶことでショットと耐久力がパワーアップした状態で開始できるのもこの手のゲームがあまり得意ではない人への救済策としてよいと思う。そして、OverSoulやソウルがたくさんでるアクセサリーを使ってクリアしたときはレギュレーションA、そうでないときはレギュレーションBでスコアやタイムが別々に記録されるため、オンラインスコアもフェアでよいと思う。個人的に家ゲーのコンペティションに興味はないがやる気が上がる人がいるのはいいことだろう。
自分は1周目は命を大事に進行第一でやって99%超をレギュレーションBで突破していたのだが、1周クリア後に買ってなかった武器や装備を集めるために1周目で集めた装備で2周目をレギュレーションAで遊ぶと味変というか、また異なる面白さがあって楽しかった。
そんな感じで1周目突破(途中赤チャレンジ突破)、2周目レギュレーションAで突破+青チャレンジ突破、3周目(実質4周目)強い状態でのレギュレーションB突破まで楽しく遊べた。
1月27日の時点でトロフィーをすべて集めるくらいにはこのゲームに夢中になれた。
実のところSteam版は知らなかったしCS機版も発売前から注目していたわけではなかったのだが、発売日にこのTweetが自分のTLに流れてきて、ヴリトラ・ヘキサの人の新作が出るなら試してみようかとあまり深く考えずに買ってみたのだが、これは大当たりだったと言わざるを得ない。
おじさんになると世の中に良いゲームが出ていてもそれに触れられる機会がぐっと減ってしまうのだが、今回は素晴らしいゲームに巡り合えたことを喜びたいということで〆させてもらう。
