2022年9月に公開された openFPGA版 NEOGEO Coreの Alpha 0.7.5 のテストをしたので備忘のためにメモを残しておく。

NEOGEO CoreでいままでテストをしてなかったのはDasksoft形式しかサポートしていなかったからなのだが、MiSTer FPGAでの問題切り分けをするのにXeno Crisisのダウンロード版を購入したところ、MAME形式、NeoSD形式、MiSTer FPGA形式に加え、Darksoft形式でもファイルが提供されていため、せっかくなのでAnalogue Pocketでテストしたという流れ。
(余談だが、MiSTer FPGAで使う場合はromsets.xmlの編集が必要ないNeoSD形式の方が使いやすいと思う)

Analogue Pocketに使っているmicroSDカードに以下インストール作業をおこなうだけで起動した。
- openFPGA NEOGEO Coreをインストール (※1)
- Humble NEOGEO Classics Complete CollectionのホワイトなBIOS類 を “Assets\ng\common\” に配置 (※2)
- 同フォルダにXenoCrisisフォルダを作成し、Darksoft形式のファイルをすべて格納
※1 NEOGEO CoreのZIPを展開した中身をフォルダごとmicroSDのルートに全コピーでOK
※2 Alpha 0.7.5の時点だと “000-lo.lo”、”sfix.sfix”、”uni-bios_1_0.rom” の3つ
すべてインストールすると “Assets\ng\common\” の中は以下のようになる。

ここまでこちらがおこなった内容のメモでしかないので、詳細を知りたい人は 作者のGitHub を見て欲しい。別のBIOSを使う方法なども書かれている。
なお、\Assets\ng\Mazamars312.NeoGeo\ 内のjsonファイルは手持ちのソフト以外のものは消した方が使いやすい。これは、一度起動してみると意味がわかると思う。自分の場合、”Xeno Crisis.json” 以外はすべて削除した。
インストールが終わったのでここからはごく簡単な設定変更。
起動時にUniBIOS画面がでてくるが、デフォルトだとリージョンがU.S.A.のConsole(AES)モードだったので、”ABCボタン同時押し” で切り替わるBIOS設定画面からJapan, Arcade(MVS)に変更した。別に変えなくても遊べるし、MVSかAESかは好みの問題でしかないので好きにすればよい。

起動後にCoreのメニューから “Load BIOS” を選ぶとリセットできるので UniBIOS表示画面で今度は “BCDボタン同時押し” でテストモードに入る。

Xeno Crisisは激辛な難易度なので、Soft DIPから適当に緩い設定にするのもいいだろう。ゲーム内の言語もMVSのときはここから変更する。なお、AESモードのときはゲーム内で言語や難易度の変更ができる。
とりあえずopenFPGA NEOGEO Core Alpha 0.7.5時点ではこんな感じ。あくまでアルファ版なのでこれから変わるかもしれないが、そのときは別の記事を立ててここからリンクするかもしれないしこの記事に追記するかもしれない。更新内容によるかなと。
Alpha 0.5.0の頃からNeoSD形式(.neo)に対応する予定だと書かれているが、これはDarksoft形式と違ってcommon以下にディレクトリを作成する必要がなくなるのと、\Assets\ng\Mazamars312.NeoGeo\内のjsonファイルも完全に不要になるだけのはずなので、ここに一言かく程度で済ませると思う。
[関連外部サイト]
- GitHub – Mazamars312/Analogue_Pocket_Neogeo: Analogue Pocket Neogeo Core compatible with openFPGA
- Analogue Pocket | openFPGA Cores Inventory (joshcampbell191.gitub.io)
[関連記事]