GAME Watchの3D復刻シリーズのインタビュー記事見る度に思うんだけど、一般企業だとあり得ない案件管理であり、プロジェクト管理である。名作を遊んで欲しいという情熱がビジネスの優先順位を超えている部分があると言って過言ではないだろう。このシリーズがこの出来で遊べることは奇跡で成り立っているようなものだとさえ思う。
その昔セガサターンマガジンで吉崎観音先生が昔のゲームを安売りしてはいけないって趣旨のことを書いていたが、このシリーズは元のゲームの価値と3D化や追加要素等の付加価値で自分的には単体版で3,000円台でもいいと思っているくらいだから安売りされていると思う。でも、ちまたに無料ゲームが溢れる2016年時点では安売りをしなければ商品としての競争力を保てないのも理解できるので、そういう意味でもよく成り立っているというのはある。
レトロゲームの移植をビジネスにするのは難しいご時世かもしれないが、一ユーザーとしてはがんばって欲しいと願うだけである。自分としては「買い支える」なんてご大層なことを言うつもりはない。それが出来るのはisaoくんくらいなのだから……。
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ここはフィクション : 吉崎観音さん、97年のゲームコラム