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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.7/3.71 Released

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.7 (正式版) がリリースされたのでさっそく試してみた。……と記事を上げてから、翌10月10日(JST)に微修正されたFw.3.71が出たのでそちらとまとめて記事にしておく。

2022年12月24日(JST)にリリースされたFw.3.0からの主な変更点はChangelogを見ればよい。あと、主要な変更は当WeblogのFw.3.2-3.699 (Beta/Experimental Firmware)のメモを読むのもいいだろう。

わかりやすいのはメニューに “Video ADC-2” が追加された点と ”Deinterlacer” と “Vertical Interpolation” が分かれたところ。

RT5X-Pro Fw.3.7時点のTopメニュー

Video ADC-2で設定できる項目は以下。YPbPr各色単体でGainやOffsetの設定を変更できるようになっている。

Vertical Interpolation は以下に。

Deinterlacer は以下。

Gen Lockが使える本体だとTBCモードも使えるようになった。

あと、とりあえずStable firmwareで新型リモコンを使いたいなら今回以降のFirmwareが必要になるので、新型リモコンを注文した人は適用しておいた方がいいだろう。Fw.3.71はFw.3.7のbug fix版。こちらを適用した方がよい。

ただ、うちだけかもしれないがFw.3.699と比べるとやや安定性が低いので新型リモコンが届くまで様子見するのもありだと思う。


メガドラでの240p Test Suiteでもいつもの確認を。


いつものセガハードでの回帰テストも。

マスターシステムはTriple BufferならLPFをStrongにしなくても映ったがやや不安定だった。LPFをStrongにした上で、前バージョンと同様にLLPLL BWを2にする設定変更ならTriple Bufferはもちろん、Frame Lockでも安定した。ただ、H.SamplingはPhase DetectがAutoだとぼやけた感じだったので、6に変更した。

穴場開発事業団 マスターシステム用SCARTケーブル, 1080p(Over), SNES/PCE 256(Phase Detect 6), Frame Lock, SDTV LPF:Strong, LLPLL BW: 2 (gscartswあり)

メガドライブは1080p(Fill)でのFrame Lock安定だった。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen 320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

サターンもFrame Lockで安定。

Retro Access SS用SCARTケーブル(Luma), 1080p(Fill), Sat 352, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

ドリームキャスト 31kHzもFrame Lockで。ただ、gscartありだとやはりちょっと緑っぽくなる。

Retro Access DC用31kHz対応SCARTケーブル, 1080p(Fill), DTV 858-A, Frame Lock, EDTV LPF:Off (gscartswあり)

Switcher経由でなく、直接接続すればこの問題は起きないのだが繋ぎ変えるのが手間だったので手抜きで。


[2023-10-10追記]

Fw.3.71での回帰テストはとりあえずメガドライブだけで。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen 320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.6969

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.6969 がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。

※ MikeのXアカウント参照

2023年8月31日の Ver.3.69からの更新内容はWobbling Pixels氏のTweet参照で。


メガドラでの240p Test Suiteでいつもの確認を。


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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.69

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.69 がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。

※ MikeのXアカウント参照

2023年7月3日の Ver.3.65 (beta)からの更新内容はDiscordのChangelogを見ればよい。DeinterlacerとVertical Interpolationが別メニューになったとか、RT4K の ”RT4K Inverse Telecine Deinterlacer” を取り入れたとかとか(他にもある)。

RT5X-Pro Fw.3.69時点のTopメニュー

いつものセガハード4機種での回帰テスト結果も。

マスターシステムはTriple BufferならLPFをStrongにしなくても映ったがやや不安定だった。LPFをStrongにした上で、前バージョンと同様にLLPLL BWを2にする設定変更ならTriple Bufferはもちろん、Frame Lockでも安定した。ただ、H.SamplingはPhase DetectがAutoだとぼやけた感じだったので、4に変更した。

穴場開発事業団 マスターシステム用SCARTケーブル, 1080p(Over), SNES/PCE 256(Phase Detect 4), Frame Lock, SDTV LPF:Strong, LLPLL BW: 2 (gscartswあり)

メガドライブはいつもどおりFrame Lockでも安定していた。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

サターンもFrame Lockで安定。

etro Access SS用SCARTケーブル(Luma), 1080p(Fill), Sat 352, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

ドリームキャスト 31kHzもFrame Lockで。

Retro Access DC用31kHz対応SCARTケーブル, 1080p(Fill), DTV 858-A, Frame Lock, EDTV LPF:Off (gscartswあり)

メガドラでは240p Test Suiteでもいつもの確認もしている。


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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.65(beta)

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.65 (beta) がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。

※ MikeのTwitterアカウント参照

7月3日同日の Ver.3.64 (beta)からの更新内容はDiscordのChangelogを見ればよい。Gen Lockモード、TBCモードの修正と新型リモコンの対応の修正なので、自分は現時点ではSkipしてよいとは思ったが回帰テストに協力する意味で適用している。


回帰テストってことだと、とりあえずメガドライブで問題なさそうなことだけ確認しておいた。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

メガドラでは240p Test Suiteでもいつもの確認もしている。


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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.63/3.64(beta)

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.63 (beta) がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた……らFw.Ver.3.64 (beta)も提供されていたので入れてみた。

※ MikeのTwitterアカウント参照

Fw.3.63導入
Fw.3.64導入

6月23日の Ver.3.62 (beta)からの更新内容はDiscordのChangelogを見ればよい。V-SyncにTBCモードが追加されたようだが、本体がGen Lockが使えるバージョンの必要があるため、初期ロット組の自分は確認できない。ステータスページに更新してからのタイマーがついたのはわかりやすい変更。


回帰テストってことだと、とりあえずメガドライブで問題なさそうなことだけ確認しておいた。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

メガドラでは240p Test Suiteでもいつもの確認もしている。


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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.62(beta)

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.62 (beta) がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。

※ MikeのTwitterアカウント参照

6月18日の Ver.3.61 (beta)からの更新内容はDiscordのChangelogを見ればよい。今回の更新項目は1つだけ。


回帰テストってことだと、とりあえずメガドライブで問題なさそうなことだけ確認しておいた。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

ZY-UCH401(?)のキャプチャテストも兼ねてアーケード版スラップファイトを録ったのでリンクしておく。

ADCの調整はこんな感じ。

スラップファイト アーケード版実機、HAS V4.2、Retro Access NESRGB用SCARTケーブル, Triple Buffer, Generic 4:3, SDTV LPF: Strong, SoG Thresh: 100mv, LLPLL Gain: 1, LLPLL BW: 1

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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.61(beta)

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.61 (beta) がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。

※ MikeのTwitterアカウント参照

6月14日の Ver.3.5 (beta)からの更新内容はDiscordのChangelogを見ればよい。新型リモコンへの対応も今回から。


回帰テストってことだと、とりあえずメガドライブで問題なさそうなことだけ確認しておいた。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

ZY-UCH401(?)のキャプチャテストも兼ねてMVS版フライングパワーディスクを録ったのでリンクしておく。


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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.5(beta)

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.5 (beta) がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。

※ MikeのTwitterアカウント参照

前日配布開始した Ver.3.2 (beta)からの更新内容はDiscordのChangelogを見ればよい。


回帰テストってことだと、とりあえずメガドライブで問題なさそうなことだけ確認しておいた。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.2(beta)

RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.2 (beta) がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。

※ MikeのTwitterアカウント参照

更新内容はDiscordのChangelogを見ればよいが簡単に。

まずわかりやすいのはメニューに “Video ADC-2” が追加された点。

Video ADC-2で設定できる項目は以下。YPbPr各色単体でGainやOffsetの設定を変更できるようになっている。

Interpolation/Deinterlacing に “Frame Blend” が追加されている。

その他、ADCサンプリングレートの調整幅が広くなってできることが増えたとか、RT4KのSDRAMコントローラをRT5Xにフィードバックしたとかとかが書かれていた。

あと、RT5X用の次世代RemoteがFw.3.3からサポートされるようで、それまでにバグをつぶしておきたいというのが今回のFw.3.2betaの主目的の模様。なお、次世代Remoteは必須ではないとのこと(価格も不明)。


いつものセガハード4機種での回帰テスト結果も。

マスターシステムはFw.3.0と同様にTriple BufferならLPFをStrongにしなくても映った。Frame LockではLPFをStrongにした上で、前バージョンと同様にLLPLL BWを2にする設定変更で安定した。ただ、H.SamplingはPhase DetectがAutoだとぼやけた感じだったので、4に変更した。

穴場開発事業団 マスターシステム用SCARTケーブル, 1080p(Over), SNES/PCE 256(Phase Detect 4), Frame Lock, SDTV LPF:Strong, LLPLL BW: 2 (gscartswあり)

メガドライブはいつもどおりFrame Lockでも安定。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

サターンもFrame Lockで安定。

Retro Access SS用SCARTケーブル(Luma), 1080p(Fill), Sat 352, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

ドリームキャスト 31kHzもFrame Lockで。

Retro Access DC用31kHz対応SCARTケーブル, 1080p(Fill), DTV 858-A, Frame Lock, EDTV LPF:Off (gscartswなし)

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RetroTINK-5X Pro Fw.Ver.3.0 Released

RetroTINK-5X ProのFirmware Ver.3.0が2022年12月24日(JST)にリリースされたのでさっそく導入してみた。

9月27日(JST)にリリースされたFw.2.77からの主な変更点はChangelogを見ればよいが盛りだくさんな中、自分的に気になったものだけ紹介しておく。

1.RT4Kの bufferモードを移植して全ての解像度のラグを最小にした

これについてはどのくらいなのか1080p(Fill/Over/Under)と2560x1440pの4モードについてメインモニタLCD-GCQ321HXDBでディスプレイ・ラグ・テスターを使って測り直してみたがFw.2.77のときから1.27-2.57ms程度減っていた。一番多くの人に使われるであろう1080p(Fill)で2.57ms減った意味は大きいと思う。

以下TweetのようにFw.2.77での1080p(Min-Lag)までは届いていないのでそこにこだわる人はFw.2.77止めかOSSC Pro Liteを使うかなりの方がいいかと。これについての私見は以下。

2.ステータスにbuffer lagが表示されるようになった

Fw.3.0でのStatus表示

3.プロファイルに名前を付けられるようになった

これはプロファイルが追加されたFw.2.39からの念願がやっとかなった感。保存後のリネームも可能なのが良い。

自分の場合、1番に共通設定(Generic 4:3, Triple Buffer, SDTV LPF Medium)を入れてStartupはこれを指定、2-6番はセガハード用の設定にしている。他機種はこのあとに設定する予定。

Fw.3.0でのSave Profile画面

4.ダウンスケール対応(240pの復活 と 480i追加)

Output Resolutionに240pが復活した上で480iが追加された。この対応を入れるため 1080p(Min-Lag) と4Kは削除された。

Fw.3.0でのOutput Resolution設定画面

[2022-12-25追記]
この記事を書いたあと、MikeからのTwitterでの公式アナウンスもあった。


いつものセガハード4機種での回帰テスト結果も。

マスターシステムはFw.2.77と同様にTriple BufferならLPFをStrongにしなくても映った。Frame LockではLPFをStrongにした上で、前バージョンと同様にLLPLL BWを2にする設定変更で安定した。

穴場開発事業団 マスターシステム用SCARTケーブル, 1080p(Over), SNES/PCE/PS1 256, Frame Lock, SDTV LPF:Strong, LLPLL BW: 2 (gscartswあり)

メガドライブはいつもどおりFrame Lockでも安定。

Retro Access MD2用SCARTケーブル(CSync, L字), 1080p(Fill), Gen320, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

サターンもFrame Lockで安定。

Retro Access SS用SCARTケーブル(Luma), 1080p(Fill), Sat 352, Frame Lock, SDTV LPF:Light (gscartswあり)

ドリームキャスト 31kHzもFrame Lockで安定。

Retro Access DC用31kHz対応SCARTケーブル, 1080p(Fill), DTV 858-A, Frame Lock, EDTV LPF:Off (2022-12-25 gscartswを通していない画像に差し替えた)

DiscordでDCがやけに緑じゃないかと言われたのでOSSC Pro Lite(Fw.v0.62)経由のときと比較すると確かに緑っぽい。CRTと近いのはOSSC Pro Liteの方。

Retro Access DC用31kHz対応SCARTケーブル + gscartsw + XSYNC-1(DIN8pin out側), Adaptive LM

[2022-12-25追記]
……と思ってちょっと調べたらgscartsw経由でちょい接触不良がおきていた模様なのでRT5X-Proの上記画像は差し替えた。ただ、それでもOSSC Pro Liteの方が忠実。

Retro Accessの31kHz対応DC用SCARTケーブルが原因なのか、一応サードパーティのVGAケーブル + VGA2SCARTでも試してみたのが以下。

Tommy DC用VGAケーブル + VGA2SCART + SCART Coupler, 1080p(Fill), DTV 858-A, Frame Lock, EDTV LPF:Off (gscartswなし)

ケーブルの問題ではないと考えるのが妥当かと。