RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.2.98(Early Thanksgiving and Black Friday Preview Edition)がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。
※ MikeのTwitterアカウント参照
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2022/11/20221122_RetroTINK-Firmware-Updater.png)
更新内容はDiscordのChangelogを見ればよいが盛りだくさんな中、自分的に気になったものだけとりあえず紹介しておく。
1.RT4Kの bufferモードを移植して全ての解像度のラグを最小にした
これについてはどのくらいなのか1080p(Fill/Over/Under)と2560x1440pの4モードについてディスプレイ・ラグ・テスターを使って測ったが確かにFw.2.77のときから1.0-1.8ms程度減っていた。
ただFw.2.77での1080p(Min-Lag)までは全然届いていないのでそこにこだわる人はFw.2.77止めかOSSC Pro Liteを使うかなりの方がいいかと。これについての私見は以下。
2.ステータスにbuffer lagが表示されるようになった
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2022/11/20221122_rt5x_fw.2.98_003_lag.png)
3.プロファイルに名前を付けられるようになった
これはプロファイルが追加されたFw.2.39からの念願がやっとかなった感。保存後のリネームも可能なのが良い。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2022/11/20221122_rt5x_fw.2.98_002_profile_named.png)
4.ダウンスケール対応(240pの復活 と 480i追加)
Output Resolutionに240pが復活した上で480iが追加された。この対応を入れるため 1080p(Min-Lag) と4Kは削除された。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2022/11/20221122_rt5x_fw.2.98_001_downscale.png)
Interpolation/De-interlacingに “DS Pass-thru” が追加され、Down Scalerの動作を制御できるようになった。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2022/11/20221122_rt5x_fw.2.98_001_downscale02.png)
なお、ダウンスケーリング オプションは現時点では実験的なものでしかなく、サポートはされないことに注意して欲しい。
回帰テストってことだと、とりあえずメガドライブで問題なさそうなことだけ確認しておいた。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2022/11/20221122_rt5x_fw.2.98_020_MD-1600x900.png)