2021年6月16(水)、朝目覚めたらNintendo Switch版の虫姫さまがリリースされていた。夜中にNintendo Direct | E3 2021なるネット上の番組でアナウンスされて、直後にリリースされたとのことで、事前に一切予告がなかったので、中原誠十六世名人風に「驚いたね」となった。なお、移植を担当したのはLiveWireで、今後も現時点でエスプガルーダIIと怒首領蜂大復活が予定されており、公式サイトもできていた。
Xbox360版もSteam版も持っているが、とりあえず何も考えずにぺいなう。
軽く試してみたら、予想していたとおりにアーケード版から移植しなおしたわけではなく、Xbox360/Steam版の移植だった。つまり、Xbox360のケイブシューの中で初心者向けのNoviceモードの出来が一番いいと言われているのがそのままついているということであり、充実したトレーニングモードもありで、遊びやすいパッケージとなっているということである。
2021-08-28追記
より正確にいうならSteam版のDLC付き移植という方が適切だった。Xbox360版ではVer.1.5が限定版付属のDLCカードからダウンロードするか、同じく限定版の “ケイブシューティングコレクション”(完も同様)でないと遊べないのだ。Steam版自体はXbox360版からの移植なのだが、虫姫さま Ver.1.5のDLCは求めやすくなっている違いがあった。Nintendo Switch版だと基本パッケージで虫姫さま Ver.1.5が含まれているのがよい。
自分は虫姫さまは縦シューとしてとても高く評価していて、東亜プランの各タイトルや、雷電シリーズなどを楽しんできたけどケイブシューをまだきちんと遊んだことがない人にこそ遊んでみて欲しいと思っていたりする。Original/Maniac/Ultraと3モードあるうちのOriginalは弾幕シューではなく、むしろ東亜プランのタイトルが正当進化した完成形といえるのではないかと思っているくらい。シンプルでわかりやすいシステムに、「覚えていないと絶対にミスする」とか「一度ミスするとハマっていっきにゲームオーバーに繋がる」とかそういう理不尽さもなく、80年代後半から90年代のアケシューに挫折していた私がゲーセンでシューティングを色々遊ぶようになる橋渡しをしてくれたタイトルであったりもするのだ。少しでも興味を持ったなら、この機会にチャレンジして欲しい。別にNintendo Switch版にこだわる必要もなく、PCがあればSteam版でも遊べるからそちらでもよいだろう。
なお、STG初心者はNovice Original → Novice Maniac → Ver.1.5 Original(非Max)の順にステップアップしていくのがお勧め。それらをノーコンティニュークリアできてから、Normal Original/Maniac, Ver.1.5 Original Maxのいずれかに進めばいいかと。Normal Originalは弾が速くて案外ハードルが高いのだ。