MegaSDが届いて2週間

すでに本サイトに記事にしているが、スペインTerraonion社によるメガCD/SEGA CD/MEGA CD(欧州)のハードウェアエミュレーション機能つきのFlash Cart 「MegaSD」が届いて2週間経ったのでこちらにも記事にしておく。

外観はこんな感じ。バーチャレーシングのカートリッジとほぼ同じサイズ・形状である。

MEGA Sg + MegaSD

ちょっと見づらいかもしれないが、実際上記だけでメガCDのソフトが遊べるのは、なかなか感動的である。

(メガドライブ or MEGA Sg) + MegaSDだけでメガCDソフトが遊べるの図

メガCDを接続するのに使うメガドライブの拡張スロットではなく、カートリッジスロットを使用するのが特長で、これによりメガジェットやGENESIS NOMADのようにメガCDに対応していない本体でもメガCDのゲームが遊べるというのがとにかく画期的で、2019年6月中旬に発表されたときに即予約してしまったくらいに”面白そうなおもちゃ”である。そして実際に届いてから毎日のようにメガCD/SEGA CDソフトを遊ぶようになったので買って良かったとしか思っていない。

当然、MEGA Sgでなくても、メガドライブ/GENESIS/MEGA DRIVE(欧州)実機でもよい。

GENESIS1 + MegaSD

実際にGENESIS NOMADに繋げた映像は以下。最高すぎる。

GENESIS NOMAD + MegaSD

ただ、NOMADは当然ながらCD音声を合成するような内部構造になっていない関係で、音声Mixの改造をしないとCD音声が聞こえない弱点がある。これは本サイトのMegaSDのページおよびNOMADのページに書いたように、自分で改造するのもよければ、家電のケンちゃんでの有償改造を利用するのもいいと思う。

MegaSDを使う際に注意するのは、メガCD/SEGA CD/MEGA CD実機と繋げている状態ではメガCD/SEGA CD/MEGA CDハードウェアエミュレーション機能が働かないことである。これは、ワンダーメガやCDX/MULTI-MEGAでも同様であり、これら一体機のCDドライブが故障したときのバックアップの意味をなさないのは少々残念ではある。

MegaSDの売りはここまで述べたようにメガCD/SEGA CD/MEGA CDハードウェアエミュレーション機能であることは間違いないが、メガドライブ/GENESIS/MEGA DRIVEのカートリッジのゲームもイメージ化しておけばEverDriveのように実機で扱える。そして、MEGA EverDrive X7よりもステートセーブの数が多い(各タイトル8スロット)のは利点だろう。 オメガブラストなど、ひそかに盛り上がっているhomebrew gamesもPCエミュレータで遊ぶよりも実機で遊んだ方が気分が盛り上がること請け合いである。

MEGA EverDrive X7のようにマスターシステム/SEGA Master Systemのソフトも扱えるし、FM音源にも対応しているが、FM音源の再現度はMEGA EverDrive X7やMEGA Sg、db Electronics Power Base Converter FM に劣るので、MEGA Sgのように本体の方でSMS FM音源に対応している場合はMegaSD側のSMS FM音源機能はオフにしておいた方がいいだろう。

MegaSDをMega Sgで使った場合はMEGA EverDrive X7と同様にSG/SC用ソフトも扱えるが、メガドライブ実機だとメガアダプタ使用時と同様に映像がでないので遊ぶことができない。

一点注意しなくてはならないのが、MegaSDを使用してメガCDソフトを遊ぶにはメガCD実機のBIOS、SEGA CDソフトを遊ぶにはSEGA CDのBIOSを自分で吸い出す必要があり、そこにハードルの高さを感じる人が多いのは否めないだろう。ここについても前記本サイトのMegaSDのページに書いてあるので、気になる人は読んでみるといいだろう。実際はそんなにハードルは高くない。

サポートしているCD-ROMイメージのフォーマットは”BIN+CUE”で、ここについても本サイトのMegaSDのページに書いてあるのでここでは特に書かない。

自分で吸い出したBIOSファイルが必要になるのと、サポートされているフォーマットがBIN+CUEであることはMegaSDが発表された当初から明らかだったのだが、MegaSDに関する日本語記事はEngadgetの記事もGame Watchの記事もGIZMODOの記事(※)もいずれもこのことが記載されておらず、片手落ちな仕事であったと言わざるを得ない。以前から言っているのだが、クラシックゲームに関する海外のガジェットについて、日本に熱意があってまともなアウトプットを出せるプロのゲームライターは一人もいないという事実に基づいて行動をとる必要があると思う。

※ GIZMODOのはもともと英語の記事だという突っ込みは不要

最後に、まだ出たばかりだが、開発の方は熱心に問題点をエゴサーチしており、短期間できっちりFirmwareに反映してくるのでちょっとした問題点があったとしても修正は期待できると言って過言ではないだろう。最高に面白いガジェットだけに、いろいろと活用していきたい。


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