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ゲーム雑感(家ゲー(セガハード))

ゲームギアふたたび

最近Twitterのタイムライン上でゲームギアが盛り上がっていた影響もあって、おフランスからTFT液晶換装済みのゲームギアを個人輸入した。

1990年代から使っていた本体は液晶に寿命がきたので4年前に処分しており、久しぶりのゲームギアを楽しんでいる。ギア純正のSTN液晶と比べると本当に綺麗で、遊んでいて楽しいのが実に良い。GGアレスタとか自サイトの紹介文を見ると、当時は目が痛くなることばかり気にしていたのが、あまり気にならなくなった。


 

ギアはかつて普通の黒色のを持っていたのを、カラーに買い替え愛用していたのだが、前記したように液晶画面が「一応映るけどゲームは困難」なレベルまで劣化していたので4年前に処分している。このとき、液晶パネルの交換も思いつきはしたが、自分にはハードルが高く感じられ、Web検索したら他にも同じ状況の人が多く代替品を買っても改善はしないことが見込まれた。また、以前は1999年前後に投げ売りされていた新品のキッズギアも予備で持っていたのだが、これは東京に引っ越してきたときに荷物を減らすために処分していたので、標準で一番新しい液晶の状態がどのようなものなのか見ることもできなかったし、新品を処分したものを買い直すのも癪だったし、互換ハードの情報も当時はなかった。そして当時は未クリアのMD/SS/DCが大量に積み上がっていることから、手持ちのゲームを少しでも減らしたい気持ちもあったのとが重なり、本体処分時にソフトも全て一緒に処分している。

ちなみにギア本体とソフト一式をアキバの某ショップに買い取りに出したとき、本体とマジカルパズル ポピルズが2500円で一番高かった。つまり名作「GGアレスタII」はもっと下だったし、魔導シリーズは全部1000円以下、買うのに苦労したモンスターワールドIIもアーリエルも500円以下、シルヴァンテイルは美品でも100円、唯一裸のラスタンはなんと10円で、こんな名作を捨て値で売ってはいけないと心の声が叫んだが、遊べないゲームを保管しておくのは金庫の中の名画と同じだから、ギアを現役で愛好している人のためにリリースすべきと押し切った。GGアレスタが引っ越しのときに無くなっていたのもあって、半ばやけっぱちだった……。

処分したその晩、寝床に入ってから心の中にすきま風が吹くのを感じて自分に驚いた記憶がある。今振り返ると悪手だったとしか思えないが、気持ちに区切りをつけたかったからしょうがないと思うことにしている。その後、積みをいいペースで減らせたし、今回復活するにあたって購入したギアのソフト数もたかがしれているので、そのあたりで揺らぐことはもうない。

GGで一番好きだったGGアレスタIIの海外版はSMSの名作と同じ名前の”POWER STRIKE II”で、こちらも遊んでみたかったしいいきっかけになったとも思っている。実際遊んでみたらGGアレスタIIとタイトル画面が違う以外は同じに感じたが、自分で試すことに意味があるのだ。また、海外でしか発売されていない、マーブルマッドネスやバブルボブルのギア版も入手したし、新たなギアライフを楽しんでいきたい。

まださわりをちょっと遊んだだけだが、バブルボブルはいい出来だと思う。

2,500で買い取られたポピルズは某店のガラスケース内で10,000円オーバーで売られていたが、海外版で買い直した。裸なら送料込みで1,500円程度だし、日本語も選べる。個人輸入がしやすくなった今、国内版にこだわる必要性はないだろう。そういう意味でも新たなゲームギアライフは刺激たっぷりで楽しいのだ。

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