カテゴリー
プレイログ(家ゲー・非セガ) 環境整備

8Bitdo Arcade Stick for Switch & Windows リリース

イカすパッドを出し続けている8BitDoのアケコン「8Bitdo Arcade Stick for Switch & Windows」がアメリカから届いた。Switchへの直接Bluetoothでも、子機使った2.4gでも有線でも繋げられる。

いままでNintendo SwitchでのアケコンはHORIのRAPを使っていたのだが、SEGA AGES版ファンタジーゾーンを遊ぶときにボムがニュートラルになることが多くて、その原因がどこにあるのかをはっきりさせたくて発売前から予約していたのが届いたのだ。

RAPは格闘ゲーム用に特化し過ぎていて、対戦中に暴発しないようにとホームボタンも含めてあれこれボタンが全部右横の見えないところにアサインされていて、STGメインの自分には非常に使いにくいスティックだと思っていたのもある。

とりあえずRAPとΣ9000TBとの大きさ比較を。RAPと比べると横幅は約13cm、縦幅は約2cm小さく、高さは約5mm低かった。RAPの高さが苦手なのかもと思っていたので、あまり低くならなかったのは見込み違い。

8Bitdo Arcade Stick for Switch & Windows 大きさ比較

レバー換装するつもりでセイミツLS-40-01を事前準備していたが、まずは純正レバー・ボタンの具合をファンタジーゾーンで軽くテスト。レバーは柔らかめでややふにゃふにゃした印象も受けたが、メガドラ、サターン時代のHORIのスティックあたりと比べれば上等で、ファンタジーゾーン1周目を遊ぶには十分だと思った。ボタンも引っかかる感じもなく、重心も低く安定感もあり、九割方のユーザーはこのまま使って満足できるんじゃないかななどと感じた。

ただ、ボムがニュートラルになってしまう現象は減りはしたけど、ちょこちょこと出た。RAPの手前の斜めになっている部分がやや苦手だったのに対し、こちらのアケコンはそこに手を置けるのが遊びやすく、そのぶんニュートラルボム率が減ったのだと思う。こうなると遅延の問題で操作が正しくできていないか、ソフト側の問題ってことを考えないといけなくなる。とりあえずアケコンの話から外れるので、これはここまでとしておく。

アケコン左上は以下のようになっており、一番左のロータリースイッチを “S” にするとNintendo Switch、”X” にするとX-Input(Windowsなど)用に切り替わる。無線機能をオフにする意味で、ゲームしないときはOFFがいいだろう。左から2番目のロータリースイッチはレバーをどのスティックにアサインするかで、通常は”DP”(方向キー) にしっぱなしでいいだろう。緑のボタンはペアリング、黄色(☆)は連射、水色はホームボタンである。このあたりの詳細はマニュアルを見て欲しい。

有線とBluetoothの2種類試しているが、有線で使うためには、事前にNintendo Switchの本体設定で、Proコントローラーの有線通信をOnにしておく必要があるので注意したい。

設定 > コントローラーとセンサー > Proコントローラーの有線通信

次ページ以降ではレバー・ボタンの換装について書いていく。

オリジナルのレバー、ボタンも使いやすいとは思ったが、全力で遊ぶためにはやっぱり物足りないので換装することにした。

まず、裏蓋を開けるのにふつうのプラス・マイナスドライバーが使えないことがわかった。手持ちだとT9サイズのトルクドライバーが使えたが、六角棒レンチでもいいだろう。六角棒レンチだと5/64インチがちょうどよかった。

8Bitdo Arcade Stick for Switch & Windows 開腹の図

開けて分かったのだが、事前に用意しておいたセイミツLS-40-01はこのアケコンには合わない。

  • LS-40-01は厚み的に裏蓋が閉まらない
  • コネクタ規格が5ピンではなく、8ピンであるため、セイミツ”-01″タイプとそのままだとフィットしない(※)
  • SSベースはフィットしない(これは今回買っていたレバーとは無関係)

以上3点を勘案すると、通常SEベースのセイミツLS-32(非-01)に、オリジナルのスティックの配線を繋ぎ直すのが一番楽なんじゃないかということで、そうすることにした。自宅にストックしてあるLS-32は全部 “-01” タイプなので秋葉原に調達しにいくことに。

5pinハーネスを、8ピンコネクタの横にはんだ付けしてセイミツ”-01”タイプや三和レバーを取り付けることもできるようになっているので、そうするのも一手(下記写真参照)

オリジナルレバーがついている状態(8ピンコネクタは外してある)

ボタンもファストン端子な上、天板からも外しやすかったので換装することにした。ボタンはレバーに比べるとこだわりが少なく、千石電商で三和や外国製品も試してみたがけっきょくセイミツPS-14-Kにしてみた。

レバー、ボタン調達後、まずはレバーのベースを入れ替えた。LS-32標準のSEベースのままでも天板に付けられたが、8Bitdo Arcade Stick標準ガイドの方がより天板にフィットするのでそうしてみた。

ガイド入替前のLS-32
ガイド入替後のLS-32

この状態で仮留をし、裏蓋が閉まることは確認している。

天板からオリジナルのスティックを外し、マイクロスイッチの配線を半田ごて使って外し、LS-32に繋ぎ変えてから天板につけてレバー換装は完了……。と思ったら、下記写真だと90度間違えていて、ガイドを回転させることで対応した。

配線したLS-32(90度間違えている……)

ボタンはファストン端子が簡単に抜けるときと抜けないときがあってで、8個全部付け替えるのには案外時間がかかった。最後指先が痛くなった。あと、ボタンが天板から外しやすいのはいいのだが、取り付けている最中も簡単に中から外れて取り付け直すことが何度もあった。

で、完成図。

レバー、ボタンのセイミツ換装後

Σ9000TBのカラーリングに近づけてみた。Σ9000TBと青が左右逆なのは、メインボタンのアサイン違いの意味。

レバー・配線の厚みはギリギリだったみたいで、裏蓋はネジを締めないと浮いた状態になったが締めれば問題ない……と思うが長期利用してみないと本当に問題ないかは断言できない。

まぁとりあえずこれでやってみるつもり。何か問題があったら、この記事に追記していく。

なお、換装後のテストプレイもSEGA AGES版ファンタジーゾーンでやった。

SEGA AGES版ファンタジーゾーンでのテストプレイ結果

Bluetooth接続がいい感じで、スコアはともかく、去年New Ver.をRAPで10回くらい遊んだ時の最高到達点をいきなり超えられたし、買った意義はあったかなと思う。

あと、この記事の初回公開時には書き忘れていたけど、外箱はおもいっきり裂けている。

裂けている外箱

段ボールに緩衝材なしで製品の箱が入っていたので、輸送中に傷んだんだろう。北米からなのでそこはしょうがないと思うしかないというか、中身に問題はなかったので自分にとっては些事。

[関連サイト]

8BitDo公式: 8BitDo Arcade Stick

Amazon.com: 8Bitdo Arcade Stick for Switch & Windows


2021-07-23追記
Firmware Ver.1.03がリリースされている。

Pocket