RetroTINK-5X Pro Firmware Ver.3.2 (beta) がRetroTINKのDiscord(※)からリンクされているので、さっそく試してみた。
※ MikeのTwitterアカウント参照
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2023/06/20230613_RetroTINK-Firmware-Updater_Fw.3.2beta.png)
更新内容はDiscordのChangelogを見ればよいが簡単に。
まずわかりやすいのはメニューに “Video ADC-2” が追加された点。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2023/06/20230613_rt5x_fw.3.2_001.png)
Video ADC-2で設定できる項目は以下。YPbPr各色単体でGainやOffsetの設定を変更できるようになっている。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2023/06/20230613_rt5x_fw.3.2_002_ADC2.png)
Interpolation/Deinterlacing に “Frame Blend” が追加されている。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2023/06/20230613_rt5x_fw.3.2_003_frame_blend.png)
その他、ADCサンプリングレートの調整幅が広くなってできることが増えたとか、RT4KのSDRAMコントローラをRT5Xにフィードバックしたとかとかが書かれていた。
あと、RT5X用の次世代RemoteがFw.3.3からサポートされるようで、それまでにバグをつぶしておきたいというのが今回のFw.3.2betaの主目的の模様。なお、次世代Remoteは必須ではないとのこと(価格も不明)。
いつものセガハード4機種での回帰テスト結果も。
マスターシステムはFw.3.0と同様にTriple BufferならLPFをStrongにしなくても映った。Frame LockではLPFをStrongにした上で、前バージョンと同様にLLPLL BWを2にする設定変更で安定した。ただ、H.SamplingはPhase DetectがAutoだとぼやけた感じだったので、4に変更した。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2023/06/20230613_rt5x_fw.3.2_010_MS_PhaseDetect4-1600x900.png)
メガドライブはいつもどおりFrame Lockでも安定。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2023/06/20230613_rt5x_fw.3.2_020_MD-1600x900.png)
サターンもFrame Lockで安定。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2023/06/20230613_rt5x_fw.3.2_030_SS-1600x900.png)
ドリームキャスト 31kHzもFrame Lockで。
![](https://blog.mdnomad.com/wp-content/uploads/2023/06/20230613_rt5x_fw.3.2_040_DC-1600x900.png)
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