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ゲーム四方山話

アミューズメント産業のプロとしての意識

将棋棋士の渡辺竜王・棋王は著書の中で『将棋もプロ野球のように、知識のないファンでも無責任に色々発言して楽しんで欲しい』という趣旨の発言をしていて、将棋ファンの間では非常にプロ意識の高い発言と評価されている。

これはよくプロ野球ファンが自分では出来ないことをさも知った風に発言することに対して否定的に捉えるのではなく、将棋もそのくらい気楽にゆるく楽しんで欲しいと肯定的に捉えているわけで、広義の意味での娯楽産業に関わる人の考え方として素晴らしいと思っている。しかもこれは渡辺竜王が23歳の頃の発言である。私はこの発言を後年知ったのだが、若い時からなんて大人な考え方をしていたのだろうと感じ入った(※)。

※ 「将棋の渡辺くん」を読むと将棋以外は凄く子供っぽいところを残していて、そのギャップがまた面白い